男子テニスの木下グループ ジャパンオープンテニス チャンピオンシップス(日本/東京、ハード、ATP500)は19日、シングルス2回戦が行われ、第1シードで昨年大会王者の
T・フリッツ(アメリカ)はワイルドカード(主催者推薦)で出場している世界ランク215位の
望月慎太郎に6-0, 4-6, 6-7 (2-7)の大逆転で敗れ、2年連続のベスト8進出とはならなかった。試合後の会見では「彼は信じられないようなプレーをした」と脱帽した。
>>望月らジャパンOP組合せ<<昨年の決勝で
F・ティアフォー(アメリカ)を下し大会初制覇を果たしていた世界ランク10位のフリッツ。今大会は1回戦で同18位の
C・ノリー(イギリス)を6-4, 6-3のストレートで破り初戦突破を決めていた。
第1セットは動きが硬くミスを重ねる望月に対しフリッツが圧倒的なプレーを見せ6ゲームを連取。第2セット第2ゲームで望月がサービスゲームをキープするまで付け入る隙すら与えなかった。
しかし、第2セット第7ゲームで初めてブレークを許すと空気が一変。セットカウント1-1に追いつかれると、ファイナルセットでは5-3とサービング・フォー・ザ・マッチを握るもそこからブレークバックされタイブレークへ。会場の声援を背に受ける望月の流れを止めることができず、2時間3分で逆転負けを喫した。
試合後の会見に登場したフリッツは「第1セットはうまくいっていて調子は良かった。望月選手は多少緊張していたようだった。ただ、セカンドセットに入りブレークをされてから、彼は信じられないようなテニスを展開した。例えばサーブは素晴らしい確率だったし、ラインの上を狙ってくるようなサーブだった。サーブ&ボレーも調子が良かったように思える。そんななかで攻撃的なプレーをすることができなかったんだ」と振り返った。
「彼の球は強く、低かった。今回のような速いコートではそれが効果的で、僕は何かを選択をして攻撃することができなかった。サーブはもう少しやりようがあったかと思うが、それ以外は何もできなかったと思う」
「第1セット、彼は世界ランク215位のプレーをしたんだ。だけどそのあとは本当にトッププレーヤーと同等のテニスをしたと思っている。(ファイナルセット)5-3となったときに彼はより一層頑張ってくるだろうと思っていた。ただ、その段階まで僕としては何も間違っていなかったはずなんだ。でも今日は望月選手が信じられないようなプレーをした。それに尽きるよ」
一方、ツアー初の準々決勝に駒を進めた望月は世界ランク41位の
A・ポピリン(オーストラリア)と対戦する。ポピリンは2回戦で予選から出場した同94位の
C・ガリン(チリ)をフルセットで下しての勝ち上がり。
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