男子プロテニス協会のATP公式サイトは7日、公式サイトで今年1年間取り組んできた改革計画「OneVision」の結果を報告。2023年シーズンは、前年から比べて5,000万ドル(約71億6,000万円)の賞金増額となり、選手に還元された。
「OneVision」は「ATPマスターズ1000」など大きな大会での賞金増額のみならず、チャレンジャー大会などにも波及し、選手の生活を支える根幹をより大きくし、スポーツ興行としてより確立されたビジネスモデルを構築するための改革案。
今シーズン、ATPツアー、そしてATPチャレンジャーツアーの賞金総額は2億1,790万ドル(約311億7,600万円)で過去最高額となり、2022年シーズンから5,000万ドルの増額となった。
さらに、来シーズンからは選手の基本的な収入保証を決める「ベースライン」制度もスタート予定。「ベースライン」制度はシングルスランク、負傷による離脱、新人選手の育成の3本を軸に設定され、選手が不安なく療養期間を過ごせたり、コーチなどの帯同費用に不安なく投資できるようになる。この制度は2024年から2026年まで試行され、その後改善を試みながら継続可否を決める。
ATPは今後も選手への還元率を上げることで、より魅力のあるスポーツにし観客やファンの拡大、そして新たなスポンサーの獲得に向け活動していくこととなる。
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