テニスの全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)は1日、女子シングルス3回戦が行われ、第20シードの
J・オスタペンコ(ラトビア)が世界ランク73位の
B・ペラ(アメリカ)を4-6, 6-3, 6-3の逆転で破り、大会初のベスト16進出を果たした。この試合のファイナルセット、大声で叫ぶファンに対しオスタペンコは出ていくように指示する場面があった。
>>【動画】大声で叫ぶファンをオスタペンコが追い出す<<>>アルカラス、ジョコビッチら全米OP組合せ<<世界ランク21位で26歳のオスタペンコが全米オープンに出場するのは2年連続7度目であり、最高成績は3回戦進出。今大会では1回戦で世界ランク35位の
J・パオリーニ(イタリア)、2回戦で同66位の
E・アバネスヤン(アルメリア)を下し3回戦に駒を進めた。
この日の第1セット、第2ゲームでブレークに成功したオスタペンコだったが直後の第3ゲームでブレークバックを許す。その後、互いにサービスキープが続くも終盤となる第9ゲームで2度目のブレークを奪われ先行される。
続く第2セット、オスタペンコは第4ゲームでブレークに成功。第7ゲームでブレークバックを許したものの直後の第8ゲームで2度目のブレークを奪い、1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、オスタペンコは第1ゲームから3ゲームを連取。ゲームカウント4-1でリードした第6ゲームでは大声で叫ぶファンに対しオスタペンコは出ていくようジェスチャーで指示。場内は騒然となるもその後もリードを保ったオスタペンコが1時間48分で勝利した。
会見で試合を振り返ったオスタペンコは「簡単な試合ではなかった。彼女(ペラ)は本当にいいプレーをした。3回戦を戦うのは決して簡単なことではない。誰だって勝ちたいわ。ベストなプレーができなかったけど、何とか勝つことができた。それが最も重要なことの1つだと思う」とコメント。
また、大声で叫んでいたファンについては「ファイナルセットでゲームカウント4-1とリードしていたんだけど、サーブのときにファンが突然、狂ったように叫び始めた。一言二言じゃなくて、2つの文を続けて言った。もちろん、チェアアンパイアは彼に静かにするように言ったわ」と明かした。
勝利したオスタペンコは4回戦で第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)と対戦する。シフィオンテクは3回戦で予選を勝ち上がった世界ランク145位の
K・ユヴァン(スロベニア)を6-0, 6-1のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第6シードの
C・ガウフ(アメリカ)、第10シードの
K・ムチョバ(チェコ)らが16強に駒を進めた。
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