テニスのウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)は7日、日本の
加藤未唯が女子ダブルス1回戦と混合ダブルス1回戦に登場。女子ダブルスでは勝利を飾り、混合ダブルスは初戦敗退となった。試合後の会見で加藤は、全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)での失格騒動の処分の詳細について説明した。
>>【画像】笑顔の加藤未唯とボールガール<<加藤は今大会、女子ダブルスに
A・スーチャディ(インドネシア)とのペアで第13シードとして出場。初戦で
L・ブロンゼッティ(イタリア)/
V・トモワ(ブルガリア)組を6-4, 6-4のストレートで下し、2回戦に駒を進めた。
混合ダブルスではS・ジレ(ベルギー)とのペアで第7シードのL・キチェノク(ウクライナ)/
M・パビッチ(クロアチア)組に3-6, 5-7のストレートで敗れ初戦敗退となった。
加藤はスーチャディと出場した先月の全仏オープン女子ダブルス3回戦で
S・ソリベス=トルモ(スペイン)/
M・ブズコバ(チェコ)組と対戦したが、第2セット途中で加藤がボールガールにボールをぶつけてしまい失格に。ポイントと賞金の剥奪と罰金の処分を科された。
加藤はこの処分に異議を申し立てたが認められなかったことを先月15日に自身のSNSで明かしていた。
今回、試合後の会見で加藤は抗議の内容と詳細について明かした。
「2回アピール(抗議)したんですけど、1回目は賞金とポイントについて返ってこないかを聞いて、大会の判断は終わっているし変えるつもりもないと」
「(もう1つは)罰金の値段についてアピールして、返ってきたのが、大会に謝ってないのが多分1番大会としては納得いかなかったのか、罰金は今のままなんですけど、フレンチ(全仏オープン)が終わってから4つのグランドスラムで警告を取られなければ一部返ってきますと(返事が)返ってきました」
「次のフレンチまでいい子にしてたら返しますよというプレッシャーを与えられました」
また、抗議が認められなかったことについての心境も語った。
「受け入れられないとは思っていたので。やっぱり、間違えてましたって言うのって誰でも嫌じゃないですか。それがフランスとなると一番しないだろうなと思っていたので覚悟はできていましたけど、でも私のお金どこいっちゃったんだろうとはすごく思うし、正直あのポイント入っていたら(世界ランキングで)キャリアハイ更新できていたのでそこはだいぶ悔しいですけど、もう戻ってこないって言われたのでしょうがないですけど、悔しいですね」
さらに、処分の判断基準については疑問を呈した。
「泣いてる・泣いてないという話で決めるのかという。当てちゃったのは凄く申し訳ないですけど、彼女(ボールガール)で私の運命が全部決まっちゃったので。当たったら失格と言われたらよかったんですけど、泣いてなかったらOKみたいな、別にあなたがしたことはおかしくないと言われたので私は大会に謝らなかったんですけど、そこはもうちょっとはっきり、何が失格なのかはその場で言ってほしかったですね。そこが変わればいいかなと思います」
会見で加藤は処分に対しての疑問と悔しさを露わにした。
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