テニスの全仏オープン（フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム）は１１日、女子ダブルス決勝が行われ、第１０シードのＬ・フェルナンデス（カナダ）/ Ｔ・タウンゼント（アメリカ）組はシェ・シュウェイ（台湾）/ ワン・シンユ（中国）組に6-1, 6-7 (5-7), 1-6の逆転で敗れ、準優勝となった。試合終了後、敗れたフェルナンデスはベンチに戻って涙を浮かべたが、ペアのタウンゼントが激励する場面が見られた。

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２０歳のフェルナンデスが全仏オープンのダブルスに出場するのは４年連続４度目。一方、２７歳のタウンゼントは２年連続５度目の出場であり、昨年は４強入りしている。

決勝戦の第１セット、ファーストサービスが入ったときに８２パーセントの確率でポイントを獲得したフェルナンデス/タウンゼント組。ブレークチャンスを１度も握られず、リターンゲームでは３度のブレークに成功し、先行する。

続く第２セット、第１ゲームでブレークを許したフェルナンデス/タウンゼント組。第９ゲームではセットポイントとなるブレークポイントを３度握られるも全て凌ぎキープすると直後の第１０ゲームでブレークバックに成功しタイブレークにもつれ込む。ミニブレークを互いに奪うも２度目のセットポイントをものにされ、１セットオールに追いつかれる。

迎えたファイナルセット、フェルナンデス/タウンゼント組は序盤で３ゲーム連取を許す。第５ゲームではブレークバックのチャンスを４度握るも活かせず、直後の第６ゲームで２度目のブレークを許し、２時間９分で力尽きた。

今季は４月のマイアミ・オープン（アメリカ/マイアミ、ハード、WTA1000）で準優勝、５月のムチュア・マドリッド・オープン（スペイン/マドリッド、レッドクレー、WTA1000）で４強入りと直近の大会で結果を残しているフェルナンデスとタウンゼントのペア。

試合終了後には２０歳のフェルナンデスが敗戦に悔しさに涙を見せるもタウンゼントが駆け寄り激励する場面が見られた。

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