男子テニスのバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)は19日、シングルス2回戦が行われ、第4シードの
J・シナー(イタリア)が世界ランク48位の
D・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-2, 6-4のストレートで破り、初戦突破を決めるとともに2021年以来2年ぶり2度目のベスト16進出を果たした。
>>西岡vsシナー 1ポイント速報<<>>西岡、アルカラスらバルセロナOP組合せ<<21歳で世界ランク8位のシナーは今季、2月の南フランス・オープン(フランス/モンペリエ、室内ハード、ATP250)で優勝。さらに同月のABNアムロ世界テニス・トーナメント(オランダ/ロッテルダム、室内ハード、ATP500)と先月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)で準優勝している。
クレーコート初戦となった前週のロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)では4強入りし好調なシナー。バルセロナ・オープン・バンコ・サバデルに出場するのは2021年以来2年ぶり2度目であり、初出場の当時は4強入りしている。
今大会、シード勢は1回戦免除のため初戦となったこの日、シナーは開始早々の第1ゲームでブレークに成功。直後の第2ゲームでブレークバックを許すも第4ゲームから5ゲームを連取し、第1セットを先取する。
続く第2セット、開始からブレークを奪い合う展開に。第8ゲーム終了時点で互いに3度ずつブレークに成功し迎えた第9ゲーム、シナーは2度目のブレークチャンスをものにし、第10ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチを迎える。40-0とすると2度目のマッチポイントをものにし、1時間49分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにシナーのコメントを掲載し「とても良いスタートを切れたと思う、特にリターンゲームではね。アグレッシブにいこうとした結果、アンフォーストエラーがいくつか出てしまったけど、これは自分にとって最初のラウンドだということを忘れてはならない。落ち着いて、大事な場面でベストなプレーができるように心掛けたよ」と語った。
「明日は今日よりも良い気持ちでスタートしたいと思う。ディエゴ(シュワルツマン)は対戦するのがとても難しい選手なので、(勝利できて)とてもうれしい。僕はポジティブな気持ちでここに来た。初戦が厳しい戦いになることは分かっていたので、コンディションやコートに自分を合わせようと努力した。もちろん、観客も多く、とてもいい雰囲気だったよ」
勝利したシナーは3回戦で第16シードの
西岡良仁と対戦する。西岡は2回戦で世界ランク99位の
D・ゴファン(ベルギー)を6-1, 7-5のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第2シードの
S・チチパス(ギリシャ)、第6シードの
K・ハチャノフ、第7シードの
C・ノリー(イギリス)、第8シードの
A・デ ミノー(オーストラリア)、第9シードの
L・ムセッティ(イタリア)、第11シードの
G・ディミトロフ(ブルガリア)、第12シードの
D・エヴァンス(イギリス)、第14シードの
D・シャポバロフ(カナダ)、第15シードの
F・セルンドロ(アルゼンチン)が16強に駒を進めている。
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