テニスの全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)は22日、男子シングルス4回戦が行われ、第31シードの
西岡良仁は第18シードの
K・ハチャノフに0-6, 0-6, 6-7 (4-7)のストレートで敗れ、四大大会初のベスト8進出とはならなかった。試合後の会見では「2セットは何が起こったのか全く分からなかった」と語った。
>>チチパスvsシナー 1ポイント速報<<>>ジョコビッチ、チチパスら全豪OP男子 組合せ・結果<<全豪オープンに9年連続9度目の出場となる西岡。
錦織圭に続く日本人男子2人目となる四大大会の男子シングルスでシード入りを果たした今大会、1回戦で世界ランク69位の
M・イメル(スウェーデン)、2回戦で216位のD・スヴルシナ(チェコ)、3回戦で同65位の
M・マクドナルド(アメリカ)を下し、キャリア初の四大大会ベスト16進出を果たした。
この日、西岡はファーストサービスが入ったときのポイント獲得率が第1セットは27パーセント、第2セットは0パーセントを記録。23本のアンフォーストエラーを犯すなどミスを犯し、ハチャノフから1ゲームも取ることができず、ダブルベーグルを許して2セットを落とす。
第3セット、第2ゲームでブレークを許し、第1セットから14ゲームを連取された西岡だったが、第3ゲームでブレークバックに成功。その後のサービスをキープしタイブレークにもつれ込むも終盤で2度のミニブレークを許し、1時間58分で力尽きた。
試合後の会見で西岡は「自分にとっては少し不思議な試合。最初の2セットは、こんな風になるとは思っていませんでした。何が起こったか分からないというか。でも、まず第1に彼(ハチャノフ)のプレーが素晴らしかったです。もっとミスをするんじゃないかと思っていましたが、そうはならなかったです。ほとんどすべてのリターンを決めていたと思います」とコメント。
「だから、毎回、自分のサービスゲームにプレッシャーがかかりました。でも、よく分かりませんでした。最初の2セット、何が起こったのか全く分からなかったです」
「何か違うことをしなければならないと思ってプレーしました。2セットを失ったあとも、まだ自分は復活できると信じて、ひたすら彼と戦いました。第3セットでは少しずつチャンスを掴みもう少しで取れそうなところまで行きましたが、今日は調子が悪くて勝てませんでした。満足のいく結果ではありませんが、最後にベストを尽くしたと思います」
勝利したハチャノフは全豪オープン初の8強入り。準々決勝では第29シードの
S・コルダ(アメリカ)と対戦する。コルダは4回戦で第10シードの
H・フルカチュ(ポーランド)を3-6, 6-3, 6-2, 1-6, 7-6 (10-7)のフルセットで下しての勝ち上がり。
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