今年から新たに創設された新大会 湘南美容クリニック Presents「SBCドリームテニスツアー」(東京/有明、ハード)は10日にファイナルラウンドが開幕し、11日には決勝トーナメントが開催。男子決勝では
西岡良仁(ミキハウス)が
清水悠太(三菱電機)に5-4 (7-4), 0-4, [8-10]の逆転で敗れ、準優勝となった。
「日本のテニスプレーヤーたちに新しいチャンスと夢のある世界を提供したい」という思いのもと、2022年6月よりスタートした「湘南美容クリニック Presents SBCドリームテニスツアー」。6月のファーストステージ、8月のセカンドステージを経て、ファイナルラウンドが幕を開けた。
同大会の開催種目は男女のシングルス。12月のファイナルラウンドには、ファーストステージ、セカンドステージで成績上位の6選手とエントリーの中からJTAランキング上位8名に加えてワイルドカード2名の男女各16名が出場し、優勝賞金1,000万円を争う。
大会初出場となった西岡は現在世界ランク36位。予選リーグでは全てストレート勝ちをおさめ3連勝で決勝トーナメント進出を果たした。決勝トーナメント1回戦では
越智真(江崎グリコ)、準決勝では
高橋悠介(三菱電機)を下して決勝進出を果たした。
一方、清水も予選リーグで3連勝を飾り決勝トーナメント進出。決勝トーナメントでは1回戦で
羽澤慎治(JCRファーマ)を4-2, 5-4 (10-8)のストレートで、2回戦で
白石光(早稲田大学)を5-3, 4-2のストレートで下して優勝に王手をかけた。
決勝戦、互いに譲らずタイブレークに突入。西岡が1ポイント目からミニブレークに成功し、第1セットを先取する。しかし、続く第2セットを1ゲームも取れずに落とすと迎えた10ポイントマッチを清水にものにされ、逆転負けを喫した。
試合後に西岡は「後半はきつかったですし、ラケットも振れてなかったです。サーブの率も悪く、なかなか難しかったです。ただ、10ポイントマッチでは集中しました。でも、思った以上に彼(清水)もアグレッシブにプレーして、クオリティが高いテニスをしていたと思います」とコメント。
「これからチャレンジャー大会などで勝っていきたいと思っている日本の選手と試合ができることが楽しみでした。羽澤(慎治)だったり、(高橋)悠介だったり、普段大会で当たることのできない選手と緊張感のある中で試合ができます。なので、個人的にとても楽しかったですし、どういうテニスをするんだろうと考えるのも面白かったです」
決勝戦での西岡良仁[画像提供: tennis365.net]
■大会方式
・1日目:予選リーグ(4名x4グループ)
2ショートセット(4-4タイブレーク)
ファイナル10ポイントマッチタイブレーク(ノーアドバンテージ)
・2日目:決勝トーナメント(予選リーグ1位、2位通過者)
2ショートセット(4-4タイブレーク)
ファイナル10ポイントマッチタイブレーク(ノーアドバンテージ)
決勝トーナメントの結果は以下の通り。
・準々決勝
1:西岡良仁(ミキハウス)vs. 越智真(江崎グリコ), 4-0, 4-2
2:高橋悠介(三菱電機)vs. 齋藤惠佑(富士住建), 4-0, 0-4, [10-7]
3:清水悠太(三菱電機)vs. 羽澤慎治(JCRファーマ), 4-2, 5-4 (10-8)
4:白石光(早稲田大学)vs.
片山翔(伊予銀行), 4-5 (3-7), 4-0, [10-5]
・準決勝
西岡良仁 vs. 高橋悠介, 5-3, 1-4, [10-5]
清水悠太 vs. 白石光, 5-3, 4-2
・3位決定戦
高橋悠介 vs. 白石光, 2-4, 4-1, [10-1]
・決勝
清水悠太 vs. 西岡良仁, 4-5 (4-7), 4-0, [10-8]
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