テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は30日、女子シングルス4回戦が行われ、第1シードの
I・シフィオンテク(ポーランド)が世界ランク74位のジャン チンウェンを6-7(5-7), 6-0, 6-2の逆転勝ちで下し、マッチ32連勝で3年連続の8強入りを決めた。
>>シフィオンテクら 全仏OP女子組合せ・結果<<>>ジョコビッチvsナダル 1ポイント速報<<2020年の全仏女王で世界ランク1位のシフィオンテクは、3回戦で同95位の
D・コビニッチ(モンテネグロ)を6-3, 7-5のストレートで破り、4年連続で4回戦に進出。
一方、今大会が初出場の19歳のジャンは、3回戦で世界ランク40位の
A・コルネ(フランス)の途中棄権により、ベスト16へ進出。2回戦では2018年に同大会を制覇している元世界ランク1位の
S・ハレプ(ルーマニア)を2-6, 6-2, 6-1の逆転で破った。
初顔合わせとなったこの試合、シフィオンテクが序盤3ゲームを連取し、互いにブレークを奪ってシフィオンテクが5-2とリードするもジャンが3ゲーム連取で5-5に。タイブレークにもつれ込むと、シフィオンテクがポイント5-2とするも、ジャンが5ポイントを連取して第1セットを取る。
追う展開となったシフィオンテクは第2セット、ジャンに付け入る隙を与えず6-0と取り返す。勢いに乗る女王はファイナルセット、第1ゲームでブレークに成功すると、第7ゲームでも再びジャンのサービスを破り、2時間45分に及ぶ熱戦の末にジャンを振り切った。
シフィオンテクは今回の勝利によってツアー連勝記録を“32”に伸ばし、2000年以降では
J・エナン(ベルギー)に並ぶ歴代3位タイとなった。
【2000年以降の連勝記録】
1.
V・ウィリアムズ(アメリカ) 35連勝(2000年)
2.
S・ウィリアムズ(アメリカ) 34連勝(2013年)
3.シフィオンテク 32連勝(2022年)
3.エナン 32連勝(2008年)
5.S・ウィリアムズ 27連勝(2015年)
6.
V・アザレンカ 26連勝(2012年)
7.S・ウィリアムズ 25連勝(2014年)
8.J・エナン 24連勝(2005年)
8.V・ウィリアムズ24連勝(2002年)
9.
大坂なおみ 23連勝(2021年)
シフィオンテクは準々決勝で、第11シードの
J・ペグラ(アメリカ)と対戦する。ペグラは4回戦で世界ランク63位の
I・C・ベグ(ルーマニア)を4-6, 6-2, 6-3の逆転勝ちで下しての勝ち上がり。
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