男子テニスのロレックス・モンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、レッドクレー、ATP1000)は16日、シングルス準決勝が行われ、第3シードの
S・チチパス(ギリシャ)が第2シードの
A・ズベレフ(ドイツ)を6-4、6-2のストレートで下し、2年連続の決勝進出を果たした。試合後には「自分のレベルには満足している」と振り返った。
>>チチパスvsダビドビッチ フォキナ 1ポイント速報<<>>モンテカルロ組み合わせ・結果<<チチパスとズベレフは今回が10度目の顔合わせで、チチパスの6勝3敗。直近では昨年8月のW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)準決勝で対戦しており、その時は6-4, 3-6, 7-6 (7-4)のフルセットでズベレフが勝利している。
昨年王者で世界ランク5位のチチパスは、今大会の準々決勝で第12シードの
D・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-2, 6-7 (3-7), 6-4のフルセットで破って2年連続のベスト4進出を決めた。
ともに今季初優勝のかかる両者の対戦は第1セット、チチパスが先にブレークをするとズベレフがブレークバックを繰り返す展開に。最後はチチパスが第10ゲームで3度目のブレークを奪って43分で先取する。
第2セットではチチパスがファーストサービスが入った時に92パーセントの高い確率でポイントを獲得。1度もブレークポイントを握られることなく、終盤で4ゲームを連取し1時間15分で勝利した。
男子プロテニス協会のATPが公式サイトにチチパスのコメントを掲載し「良かったよ。リズムが出たかどうかは分からないけど、今日はいいテニスができた」と語った。
チチパスは大会連覇をかけて、決勝で世界ランク46位の
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)と対戦する。両者は3度目の顔合わせで、チチパスの2勝0敗。昨年の同大会準々決勝で対戦した際は、ダビドビッチ フォキナが第1セット終了後に途中棄権をしている。
決勝についてチチパスは「彼(ダビドビッチフォキナ)は調子が良く、いいリズムでプレーしている。以前にも対戦したことがあり、いい相手。彼が以前より成長していることは分かっているので、それを頭の片隅に置いて、最高のテニスをしたいと思う」と述べた。
チチパスが優勝すると通算8勝目、一方のダビドビッチ フォキナはキャリア初優勝となる。
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