IOC国際オリンピック委員会は21日に公式サイトで、会長のトーマス・バッハ氏が現在正確な行方が分からず公の場に姿を現していない元ダブルス世界1位の
ペン・シュアイ(中国)とビデオ通話したと発表した。
>>【YouTube】新作ラケット3機種を茶圓プロが打ち比べインプレ、黒塗りデモ版ラケットの正体が明らかに!開発までの苦悩とは<<シュアイは今月、2012年から2017年の間に中国共産党幹部から性的暴行を受けていたと告発。それ以降正確な所在がつかめずテニス界のみならずスポーツ界全体でも心配の声が広がっている。
先週は自筆とされる手紙が公開されたり、北京のレストランにいるシュアイと思われる女性の映像が公表されるなどしているが、いまだに本人が公の場に姿を現すことはなかった。
そんななかIOCは21日、バッハ会長とシュアイがビデオ通話する姿を公開。公式サイトに声明が掲載された。
「本日、トーマス・バッハ会長は3度オリンピックに出場した中国のペン・シュアイ選手とビデオ通話を行いました。バッハ会長は、IOCアスリート委員会のエマ・テルホ委員長と、中国テニス連盟に所属していた頃から同選手を知っていたIOC委員であるリ・リンウェイ氏とともに、ビデオ通話を行いました」
「30分間の通話の冒頭、シュアイ選手は自分の健康状態を心配してくれたIOCに感謝しました。彼女は北京の自宅で元気に暮らしていますが、今は自分のプライバシーを尊重してほしいと説明しました。今は友人や家族と過ごすことを希望しています。しかし、大好きなテニスはこれからも続けていくようです」
「エマ・テルホ委員長は『私たちは心配していましたが、ペン・シュアイが元気にしているのを見て安心しました。彼女はリラックスしているように見えました。私は彼女にサポートを提供し、彼女の都合のよい時にいつでも連絡を取り合えるようにしましたが、彼女は感謝する姿を見せました』とコメントしています」
「最後にバッハIOC会長は、来年1月に北京でシュアイを夕食に招待しました。彼女はそれを快く受け入れ、2人はエマ・テルホとリ・リンウェイを招待することで合意しました」
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