男子プロテニス協会のATP公式サイトは4日、ウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝、グランドスラム)に第6シードとして出場している
R・フェデラー(スイス)のコメントを掲載。元世界ランク1位の
A・マレー(イギリス)の4年ぶりの同大会参戦について自身の思いを語っている。
>>フェデラーらウィンブルドン対戦表<<2度のウィンブルドン制覇を誇るマレーは股関節の手術から2019年6月に復帰。今年の同大会には2017年以来4年ぶりにシングルスに出場し、3回戦まで勝ち進んだ。
フェデラーはマレーの復帰について「彼(マレー)は自分自身のことをとても、とても喜んでいるはずだ。彼が経験してきたことは、すべての選手が称賛していると思う。なぜなら、他の選手のように単なるけがではないから。これは、他の選手のような単純な問題ではなく彼が経験しているのは大きな問題なんだ」と話した。
「彼には最善を尽くしてほしいと思う。正直なところ、誰もが彼がツアーに残り、活躍し続けることを願っている。何よりも彼が幸せであることが必要だ。そのためには、健康であることが重要なんだ」
マレーは今大会、1回戦で第24シードの
N・バシラシヴィリ(ジョージア)を破ると、2回戦では
O・オッテ(ドイツ)(ドイツ)を下した。3回戦では第10シードの
D・シャポバロフ(カナダ)にストレート負けを喫したものの、地元の期待を一身に受け最後まで戦った。
大会前にマレーと練習を行ったフェデラーは「アンディと一緒にプレーして、彼から返ってくるボールを実際に感じたり、彼の能力を見たりすることができてよかった」と明かした。フェデラーも昨年から2度の膝の手術を受けており、体の状態と練習をしたい意欲のバランスを模索していたという。
「彼(マレー)が言いたいことはよくわかる。なぜなら、毎日妥協しなければならないから。練習の代わりに休まなければならないし、3時間の練習の代わりに1時間半しか練習できないこともある」
「さらに、35大会に出場することはもうできない。今では25試合か、15試合かそれ以下だね。こういうのはプレーヤーの心に大きな影響を与えるんだ」
第29シードの
C・ノリー(イギリス)を破り18度目となるウィンブルドンベスト16進出を果たしたフェデラーは、4回戦で第23シードの
L・ソネゴ(イタリア)と対戦する。
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