テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は6日、男子シングルス4回戦が行われ、第2シードの
D・メドベージェフが第22シードの
C・ガリン(チリ)を6-2,6-1,7-5のストレートで破り、大会初のベスト8進出を果たした。試合後の会見では「ハードコートのようにプレーすることを学んだ」と語った。
>>ナダル全仏OP対戦表<<>>ジョコビッチvsムセッティ 1ポイント速報<<この試合、メドベージェフは14本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに86パーセントの高い確率でポイントを獲得。ストローク戦では46本ものウィナーを放つなどクレー巧者のガリンを圧倒し、2時間4分で8強入りを決めた。
25歳のメドベージェフはこれまで、全仏オープンで4年連続の初戦敗退を喫するなどクレーコートを苦手としていたが、今年は準々決勝に駒を進めた。
試合後の会見でクレーでの戦い方について問われたメドベージェフは「ローラン・ギャロスではハードコートのようにプレーすることを学んだ。なぜならボールのバウンドが低くて早いから。以前はこんなものだとは分からなかったし、ドロー運もなかった。そして、このボールも好き。何度も言ったように、本当にここ(ウイルソン)のボールが好きなんだ。確かに学んだのは、クレーでも上手く動けると言うこと。良いショットを打つ必要がある。良いショットを打たなければ、クレーで良い選手は相手をどんどん振り回し始めてポイントが取れるチャンスがなくなる。それが多くの大会で何度も起きていたんだ」と明かした。
「このボールで、ここのコンディションでは、対戦相手がすぐに攻撃できないようなショットを打つことができている。それで主導権を握れてクレーで素晴らしい動きができるようになっている。それが学んだものの1つだよ」
また、第8シードの
R・フェデラー(スイス)が4回戦を前に棄権を発表したことについても語った。フェデラーはD・コプファーを7-6 (7-5), 6-7 (3-7), 7-6 (7-4), 7-5で破り突破を決めていたが、4回戦の
M・ベレッティーニ(イタリア)戦を前に体力面を考慮して棄権となった。
「(3回戦は)素晴らしい試合だった。試合のあとでロジャーはきっとあちこちに痛みを感じているはず。彼は39歳で今年はあまり試合をしていない。だから体に負担がかかっているんだと思う。グランドスラムがまだ彼の目標なのだということは周りのみんなが分かっている。彼が50歳になろうと、ウィンブルドンでは優勝のチャンスがあるはず。ベストのプレーができるために準備したいはず。あのような試合のあとにトップ選手と戦うのはかなりタフになるはずだから」
メドベージェフは準々決勝で第5シードの
S・チチパス(ギリシャ)と対戦する。チチパスは4回戦で第12シードの
P・カレノ=ブスタ(スペイン)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第6シードの
A・ズベレフ(ドイツ)や世界ランク46位の
A・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)が8強入りを果たしている。
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