テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は11日、男子シングルス決勝が行われ、第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)は第2シードの
R・ナダル(スペイン)に0-6, 2-6, 5-7のストレートで敗れて2016年以来4年ぶり2度目の優勝を逃し、史上3人目の四大大会で複数回タイトルを獲得する偉業達成とはならなかった。会見では「完全にナダルのプレーに圧倒された。全てがすごい」と脱帽した。
>>YouTube 東京国際大学テニス部に潜入! 灼熱の炎天下で選手と対決<<決勝戦、ジョコビッチは序盤から1ゲームも奪えずに第1セットを45分で落とした。その後2セットダウンの崖っぷちに追い込まれたジョコビッチは第3セットもナダルにリードを許す。それからは挽回して追いつくも、第11・第12ゲームを連取された。
「彼(ナダル)は全くミスをせず、どんなボールも返してきた。僕は第1・第2セットの調子がよくなかった。彼のレベルや質に驚いてしまった。最初の2セットで彼は完璧なプレーをした。第3セットは僕も少し挽回できた。チャンスもあったけど、ナダルが制した。それだけ。今日の彼は僕よりも圧倒的に強い選手で、勝者に値する」
ナダルは前人未到13度目の優勝を果たし、
R・フェデラー(スイス)に並ぶ歴代最多タイの四大大会20勝目をあげた。さらに全仏オープンの勝利数が記念すべき100に達し、セットを失わずに栄冠を手にした。
「ナダルは全仏オープンで記録を伸ばし続けるだろう。本当にすごい。彼の偉業には憧れる。ここでのスコアや結果は、とてつもない。キャリアで2度しか負けていないし、13度目の優勝」
ジョコビッチは前哨戦のBNLイタリア国際(イタリア/ローマ、レッドクレー、ATP1000)で優勝して今大会に臨んだが、この日は2時間41分で力尽きた。
「今回のコートなどの状態は僕に有利だと思っていた。とてもいい感覚で、ローマも優勝して自信もあった。でもナダルは証明した。だから彼はチャンピオン。僕は戦術的に少し焦ってしまったかもしれない。短いポイントにしようとウィナーを狙ってしまった。それが結果に大きく出ている」
「普段なら僕がコートの後方から2・3度打った場合、10人か9人にはウィナーになる。でも彼は違った。最初の2セットで彼は全くミスをしなかったから僕も何とかしなければならなかったけど、解決策が見つからなかった」
「僕の体に問題はなかった。準備はできていた。ただ完璧にやられてしまっただけ。彼の方が強かった。セットを取るのも難しい。第3セットはいけるかと思ったけど、取ることができなかった」
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