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「ラケットの中身は詰まっている?それとも空洞?」

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テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)
画像提供: ウインザー商事
■テニスGEEK通信(TENNIS GEEK NEWS)とは
テニスギアの「モノ」や「コト」を、深堀し、マニアックに、そしてGEEK(ヲタク)にお届けするコラムです。

ウインザーラケットショップ池袋店スタッフの中居が独自の目線で話題の商品を紹介します。

テニスに関する仕事をして30数年になる大ベテランですが、まだまだヤル気満々でテニスコートに立っているシニアプレーヤーです。
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「ラケットの中身は詰まっている?それとも空洞?」

あるラケットメーカーのカスタマーサービスで長年クレームラケットの検査をしている方に話を伺いました。

中居「最近、中折れしているというクレームラケットが増えていると聞いてますが、実際はどうなのでしょうか。」

担当者Aさん「中折れすることはありません。もし、腰が抜けてることを中折れと言っているのであれば、そもそもクレーム対象ではなく使用過多による劣化です。」

昔の人は「腰が抜ける」と表現し、最近の人は「中折れしてる」と表現することがありますが、どちらもラケットの『ヘタリ』を表現しています。



ラケットの内部構造は、髪の毛より細いカーボン繊維を何万本も樹脂で固めて作られています。

真ん中は中空になってますので、中が折れることはありません。

ほとんどのラケットは中身が空洞なのです。

カーボン繊維は長繊維と言ってグリップから一周繋がっており、プロのレベルのスイングだと1球打つだけで1本位は切れているそうです。



※2019年楽天ジャパンオープン開催時

何千球も打てば何千本も繊維は切れて、へたってしまいます。

プロは数ヶ月で交換する時期が来るそうです。

錦織圭選手は年間300本は必要と聞きました。

カーボン繊維は繋がっていることで、強度を保っているので、繊維が切れることで徐々にフレームがしなったり、捻れたりするようになります。

週一テニスで3年くらい使うと、新品との差が出てくると言われています。

ヘタリが出てくると、「飛ばない」「方向性が悪い」「振動が出る」「異音がする」等の症状が現れます。

ストリングが古くなると、同じような症状が出ますので、ストリングを張り替えても改善しない時は、ラケット本体のヘタリの可能性が高くなります。

気が付かずに使用していると、飛ばないものを飛ばそうと力んだり、まっすぐ飛ばそうと変にスナップを使ったり、振動で腕を痛めたりすることもありますので、気を付けましょう。

「振動が出る」「異音がする」場合は、ラケットのヘタリ以外のこともあるので簡単に直る場合もあるのでいくつかの疑いをチェックしてみましょう。



「グリップエンドの蓋が緩んでいる場合」

フェース面の上方にボールが当たると振動や異音がしたり、トスなどでラケットが倒れた時に「ビンビン」と音がする時はグリップエンドの蓋の緩みの可能性があります。

チェック方法は、蓋を外すための穴があるので、先の尖った針などで外します。

その蓋が無い状態で振動が出た時と同様の動作をして、振動が出なくなれば、蓋の影響ですので両面テープで再度蓋をはめ直します。

蓋がない状態でも振動が出る場合は、他のことを疑いましょう。
「ストリングの劣化によって振動が出る場合」

ストリングは使用頻度や時間の経過で劣化してきます。

振動が出る原因としては、ノッチング(摩擦でできるストリングの溝)によって縦糸と横糸が共鳴するように微振動を出してしまうことがあります。

チェック方法は、ノッチングをすべて外して手でストリングを叩いてみましょう。

外す方法は、横糸を上か下にずらすようにして溝から外します。

この状態で振動が無くなれば、ノッチングが原因ですので、張り替えをすれば直るでしょう。

>>>ガット張替のご案内についてはこちら<

横糸をずらしても振動が出る場合は、ラケット本体に原因がありそうなので、外見にヒビなどが無ければヘタリの可能性が高くなります。



ラケットの構造は、基本的に中空になっています。

フェース面積110平方インチ以上でフレーム厚26mm以上のデカラケ、厚ラケはパッと見では大きくて厚いのでウエイトも重そうなのですが、中身を大きくくり抜いているので250g前後と軽量になっています。

逆に、フェース面積が98平方インチ以下で、フレーム厚も22mm以下の薄ラケは、パッと見は小さくて薄いのでウエイトも軽そうですが、実は重たく作っています。
よく薄ラケは中身が詰まった打球感という表現を使いますが、本当は中は中空で何も詰まっていないのですが、カーボンの層が厚く、デカラケに比べて中空の度合いが低いのです。

また、デカラケがラウンドフレームに対して、フェースの小さいモデルはボックスフレームを採用していることが多く、ボックスフレームは食いつきが増しますので、中身が詰まったような打球感により近づけているのです。



トッププロが使うラケットは、中空の内部に発泡ウレタンを詰めているケースがあります。

理由としては、腕に伝わってくる打球感がよくなったり、振動の余韻が減少したりすることと、ウエイト調整の意味合いもあります。

打球感に関してはプレーヤーの好みですので、中空のままの選手も多いようです。

トッププロのラケットのウエイトは、市販されているものよりも重たいものがほとんどで、選手の指定通りの重さ、バランスで作られています。

2017年伊達公子さんが引退される時に、記念モデルとして、実際に使っていたウエイト、バランス、グリップで発売されたものを見てびっくりしました。

アストレル105を使っていたのですが、市販品はウエイト270gでバランス330mmだったのですが、実際に使っていたのはウエイト355g、バランス302mmと85gも重たかったのです。





またジョコビッチ選手のように鉛を貼って調整する選手もいます。

希望の重さで作れるのだから、鉛を貼らなくても良いのではと思ったのですが、カーボンの量が増えてしまうとラケットの剛性が上がってしまい自分の好みの硬さにならないみたいです。

もし、選手のラケットに興味があればダイアデムのラケットを打ってみると良いと思います。

ボックスフレームのエレベートとラウンドフレームのNOVAには、中身にウレタンを詰めて作っているこだわりの選手モデルになります。





ウインザーでは横浜店、渋谷店、聖蹟桜ケ丘店、梅田店に試打ラケットを用意してありますので、お試しになってください。

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>>>>オンラインショップページはこちらへ(ダイアデム ノヴァ100)<
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もし、ラケット、ストリングに異常を感じた時は、お近くのウインザーまでお越しください。

専門のスタッフが対応しますので、お待ちしております。

メーカー検査になることもありますので、保証書も忘れずにお持ちください。

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(2020年6月26日11時01分)

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