フェレール「最後まで戦う」

男子テニスのマイアミ・オープン（アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000）は２３日、シングルス２回戦が行われ、世界ランク１５５位のＤ・フェレール（スペイン）が第２シードのＡ・ズベレフ（ドイツ）を2-6, 7-5, 6-3の逆転で破り、３回戦進出を果たした。試合後には「最後の大会、最後のポイントまで戦い続ける」と決意を表した。

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今年５月のムチュア・マドリッド・オープン（スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000）が現役最後の大会と表明している３６歳のフェレール。男子プロテニス協会のATP公式サイトには「たくさんの意味がある。本当に特別な日。プロテニス選手としての最後の年に、サーシャ（ズベレフ）のようなトップ１０の選手に勝利したことは大きな贈り物だ」とフェレールのコメントが掲載されている。

続けて「僕は本当に幸せ。いま、この瞬間を楽しみたい。今でも全てのポイントや一瞬を楽しみたいと思っている。僕にとってはテニスが全てで、それは説明できないこと。１つの人生であり、僕はこのスポーツが大好き。テニスは全てを与えてくれた。僕はその学んだことを還元していけたらと思っている。最後の大会、最後のポイントまで戦い続ける」と語った。

また、２回戦で敗れた２１歳のズベレフは「彼（フェレール）は本物のファイター。死に物狂いで戦っていて、信じられないほどのテニスをプレーしている」とコメントを残している。

フェレールは４回戦進出をかけて、３回戦で第２８シードのＦ・ティアフォー（アメリカ）と対戦する。初の顔合わせの両者の一戦は、日本時間２６日の８時３０分（現地２５日の１９時３０分）以降に開始予定。

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