9月18日に開幕する東レ パン パシフィック オープンテニス(東京/有明コロシアム、ハード)の記者発表が17日に都内で行われ、大会アンバサダーの
沢松奈生子氏が出席。右手首の負傷により年内の残り全大会を欠場し、休養へ入ること発表した世界ランク9位の
錦織圭に向けて「自分の目標というものを見つめ直す良いきっかけになると思う」とコメントした。
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R・フェデラー(スイス)と
R・ナダル(スペイン)について触れ「怪我というのはもちろん不運だと思うが、これを不運で終わらせずにメンタルの良い休養だと思ってしっかり休んでほしい。」
「メンタルも元気になったときにフィジカルも元気になってくると思う。その2つが一体となったときに彼がジャンプアップして戻ってくる可能性が充分にあるなと感じている」とエールを送った。
28歳の錦織は、今年3月のマイアミ・オープン(アメリカ/マイアミ、ハード、ATP1000)で右手首を負傷。5月のムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)でも痛みが再発し、準々決勝を棄権した。
夏のハードコートシーズン開幕戦のシティ・オープン(アメリカ/ワシントンDC、ハード、ATP500)でベスト4進出を果たしたが、ロジャーズ・カップ(カナダ/モントリオール、ハード、ATP1000)では、まさかの初戦敗退。第5シードで出場予定だったW&Sオープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、ATP1000)は、練習中に右手首を負傷して欠場していた。
錦織が四大大会を欠場するのは、腹筋を痛めた2012年の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)以来5年ぶり。ツアー大会では2011年以来6年ぶりとなる無冠のシーズンとなった。
最後に沢松氏は「彼にとっては、良かったとは言わないが、今のタイミングでは良いきっかけになる、そういう休養だと。テニスの神様がくれた休養だと思ってもらいたい」と締めくくった。
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