男子テニスのアルゼンチン・オープン(アルゼンチン/ブエノスアイレス、レッドクレー、ATP250)は18日、シングルス準決勝が行われ、第1シードの
錦織圭が世界ランク77位の
C・ベルロク(アルゼンチン)に苦戦するも、4-6, 6-4, 6-3の逆転で下して大会初の決勝進出を果たし、約2年ぶりとなるクレーコートでの優勝に王手をかけた。
>>錦織vsドルゴポロフ 1ポイント速報<<>>アルゼンチンOP対戦表<<この試合、両者サービスキープが続く中、第9ゲームで痛恨のダブルフォルトを犯した錦織はベルロクにブレークを許し、続く第10ゲームでも4度のブレークチャンスを掴むも取りきれず、このセットを落とす。
続く第2セットでは、冷静に第2ゲームでブレークに成功。凡ミスが続き第7ゲームでブレークバックを許すも、粘りを見せて第10ゲームでベルロクのサービスゲームを破り、セットカウント1-1でファイナルセットへ。
その後、観客が地元のベルロクへ声援を送るアウェーの中、世界ランク5位の底力を見せつけた錦織が接戦を制し、勝利を手にした。
決勝では、世界ランク66位の
A・ドルゴポロフ(ウクライナ)と対戦する。両者は今回が6度目の対戦で、錦織の5連勝。クレーコートでは2度目の対戦で、全てストレートで勝利している。
クレーコートで錦織は、2015年のバルセロナ・オープン・バンコ・サバデル(スペイン/バルセロナ、レッドクレー、ATP500)以降タイトル獲得に至っておらず、約2年ぶりの優勝まであと1勝と迫った。
今大会は初戦の2回戦で世界ランク50位の
D・シュワルツマン(アルゼンチン)を逆転で下すと、続く準々決勝では第6シードの
J・ソウサ(ポルトガル)に快勝で準決勝へ駒を進めた。
今季はブリスベン国際(オーストラリア/ブリスベン、ハード、ATP250)、全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)に続き今回が3大会目。
昨年に前人未到の4連覇を果たしたメンフィス・オープン(アメリカ/メンフィス、ハード、ATP250)を今年は欠場し、アルゼンチン・オープンと20日からのリオ・オープン(ブラジル/リオデジャネイロ、レッドクレー、ATP500)のクレー2大会に出場する。
一方、敗れた34歳のベルロクは今大会に主催者推薦枠で出場し、1回戦で
J・コバリク(スロバキア)(セルビア)、2回戦で第3シードの
D・フェレール(スペイン)、準々決勝で
T・モンテイロ(ブラジル)(ブラジル)を破って準決勝へ駒を進めていた。
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