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女子テニスツアーのGDFスエズ・オープン(フランス/パリ、賞金総額69万ドル、ハード)は31日、シングルス2回戦残り5試合が行なわれ、ラッキールーザーで本戦へ繰り上がっていたK・ベルテンス(オランダ)は、その幸運を生かして初戦突破。この日行われた2回戦でも第4シードのD・チブルコワ(スロバキア)を7-5, 6-4のストレートで下し、今季開幕戦のニュージーランドでのASBクラシックに次ぐベスト8進出を果たした。
予選最終ラウンドでV・ラッツァーノ(フランス)に敗れていたベルテンスは「予選の最後の試合でとても腰に痛みを感じていて、家へ帰りたいと思っていたのに、コーチがもう1日待つように言われたの。ラッキールーザーの1番目だったから。そして、1日休みを取って治療を受けていたら、ラッキールーザーで本戦入りだってわかったの。」と、本戦へ繰り上がった状況を振り返っていた。
加えて「彼女(チブルコワ)はとても良い選手だし、この試合も本当に良い試合だった。彼女は、とても素晴らしいプレーをしていたから、最後のゲームは本当に緊張してしまったの。それでも、良いサーブを打ち続けられた事には満足しているし、こうして勝利を飾れた事も嬉しく思っているわ。」とベルテンスは、喜びを語っていた。
ベルテンスはA・コルネ(フランス)を6-2, 4-6, 6-2で退けた第6シードのL・サファロバ(チェコ共和国)と準々決勝を行う。
サファロバはベルテンスとの試合へ向けて「彼女はとても良い選手だし、厳しい試合にはるのは必至ね。どうなるかは、明日にならないとわからないわ。昨年のウィンブルドンで彼女に負けているの。芝はあまり得意じゃないしね。次の試合の鍵は、良いサーブを打って、攻撃的なプレーをする事。」と、試合へ気を引き締めていた。
残りの試合では地元の声援を受けた主催者推薦のK・ラドノビがY・ウィックマイヤー(ベルギー)を6-4, 6-4のストレートで下し、今季最初の準々決勝進出を決めた。
「家族や友達の前での試合は、本当に緊張するもの。そんな中で何とか戦い抜いての勝利は本当に嬉しい。突然、悪い方向へ向いてしまうような場面も何度かあったけど、それを乗り越えて、何とか自分に強さを見つけて勝ち切れたの。」とラドノビは、家族の前での勝利に喜びを感じていた。
ラドノビは準々決勝で、第2シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)と顔を合わせる。
この日行われた試合結果は以下の通り。
●D・チブルコワ(4) vs. ○K・ベルテンス, 5-7, 4-6
●K・ザコパロバ(チェコ共和国)(8) vs. ○C・スアレス・ナバロ(スペイン), 4-6, 3-6
○L・サファロバ(6) vs. ●A・コルネ, 6-2, 4-6, 6-2
○S・エラーニ(イタリア)(1) vs. M・リバリコワ(スロバキア), 4-0 (途中棄権)
●Y・ウィックマイヤー vs. ○K・ラドノビ, 4-6, 4-6
今大会の優勝賞金は9万4355ユーロ。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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