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男子テニスツアーのユニセフ・オープン男子(オランダ/スヘルトヘンボシュ、賞金総額39万8250ユーロ、芝)は21日、シングルス準々決勝全4試合が行われ、自身初のツアー8強入りを果たした伊藤竜馬(日本)はB・パイユ(フランス)に敗れたが、第1シードのD・フェレール(スペイン)らがベスト4進出を果たした。
世界ランク70位の伊藤は、同60位のパイユに3-6, 5-7のストレートで敗れた。
試合を通して15本のサービスエースを記録したパイユに対し、伊藤はなかなかリターンゲームでリズムに乗れず、第1セットで1度握ったブレークポイントを取り逃すと、逆に1度ブレークをパイユに許しそのセットを奪われてしまう。
第2セットではこの試合唯一のブレークをパイユから奪った伊藤だったが、パイユにもブレークバックを許し接戦となる。しかし、終盤でこのセット2度目のブレークを許した伊藤が72分のストレートで敗退する結果となった。
今季2度目の準決勝進出を果たしたパイユは、決勝進出を懸けて第1シードのフェレールと準決勝で顔を合わせる。この日の準々決勝でフェレールは、主催者推薦で出場のI・シスリングと対戦し、6-0, 6-1の圧勝で下しての勝ち上がり。
フェレールは7回行ったサービスゲームでわずか3ポイントしかシスリングに奪われず、わずか42分の圧勝で4強入りを果たした。シスリングは第2セットで1度サービスをキープするのが精一杯だった。
「時には良い感覚でプレーする事が出来ます。そして時にはそれが上手く行くのです。今日は試合を通してずっと良いプレーが出来ました。第1サーブから攻撃的なテニスが出来ました。きっと彼(シスリング)はなかなか緊張が解けなかったようですね。」とフェレールは、この日のプレーに満足していた。
その他、予選を勝ち上がった元世界ランク35位のP・ペッツシュナー(ドイツ)がE・ロジェ=ヴァセラン(フランス)を6-4, 7-6 (8-6)のストレートで、X・マリス(ベルギー)が予選勝者のG・ミュラー(ルクセンブルグ)を6-3, 4-6, 6-1のフルセットで下し、ベスト4入りを決めた。
今季、今大会までのATPツアーでは3勝11敗とスランプに陥っていたペッツシュナーは、世界ランクも145位まで下げていた。今大会には予選3試合で1セットも落とさず勝ち上がり、本戦でも好調な勝ち上がりを見せて復調の兆しを見せた。
この日は同69位のロジェ=ヴァセランに対し14本ものサービスエースを叩き出したペッツシュナーは、第1セットは1度もブレークポイントを与えず1度ブレークを奪いそのセットを先取。第2セットは1度ずつのブレークを奪い合いタイブレークへ。そのタイブレークも接戦となるも、僅差でペッツシュナーに軍配が上がった。
マリスは予選を勝ち上がったミュラーに第1セットは2度のブレークに成功し先取。しかし第2セットはミュラーは1度もブレークポイントをマリスに与えず、1度ブレークをマリスから奪うと勝敗の行方は第3セットへと持ち込まれた。
第3セットでは再び集中力を増したマリスが、ミュラーにブレークポイントさえ与えず、逆に2度のブレークに成功し1時間26分で勝利を飾り、今季3度目となるツアー4強入りを果たした。
決勝戦への切符を懸けて準決勝でペッツシュナーとマリスが対戦する。
今大会の優勝賞金は6万8220ユーロ。
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