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女子テニスツアーのブリュッセル女子オープン(ベルギー/ブリュッセル、賞金総額/63万7000ドル、クレー)は23日にシングルス2回戦全8試合が行われ、第1シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)がラッキールーザーのL・ツレンコを6-1, 6-0の快勝で退け順当にベスト8進出を決めたが、第2シードのM・バルトリ(フランス)は敗退した。
現在、世界ランクで自己最高位の3位にいるラドワンスカは、同105位のツレンコに試合を通して1度もブレークポイントさえ与えない完ぺきなプレーを披露。第1セットで1度自身のサーブをキープするのが精一杯のツレンコに対し、ラドワンスカはわずか56分で試合に終止符を打った。
上位2シード選手は1回戦が免除されているため、この日の2回戦が今大会の初戦だったラドワンスカは「とても良い試合でした。全てが上手く行きました。どの大会でも初戦と言うのは難しいものですが、こんなに早く勝利を飾れてとても嬉しく思います。」と勝利の喜びを語っていた。
ラドワンスカ同様、この日の2回戦が初戦だった第2シードのバルトリだったが、そのラドワンスカの実の妹であるU・ラドワンスカ(ポーランド)の前に4-6, 2-6のストレートで敗退する結果となってしまった。
第1セットでは2度ブレークをバルトリに許したラドワンスカだったが、3度のブレークに成功しそのセットを先取。第2セットでは1度ブレークされたラドワンスカだったが、3度のブレークに成功し1時間22分のストレートで自身3度目となるトップ10選手からの勝利を決めた。
予選2試合を勝ち上がって来た妹のラドワンスカは「もちろんマリオン(バルトリ)は素晴らしい選手なので、自分のテニスだけに集中するようにしました。観客の応援もあり、地元で試合をしているかのようでした。コートの状態も最高で、何事も上手く行きました。このプレーを今後も続けて行きたいです。」と自身の好調を実感していた。
姉のラドワンスカはC・シーパース(南アフリカ)を4-6, 6-4, 6-2の逆転で下した主催者推薦で出場のA・バンアーツバンクと、妹のラドワンスカはS・アービッドソン(スウェーデン)とそれぞれ準々決勝で対戦する。アービッドソンは予選勝者のA・ルス(オランダ)と対戦中、6-2, 3-1とリードしたところでルスが腰を痛めたため途中棄権を申し込んで勝利が転がり込んだ。
その他のシード勢では、第4シードのD・チブルコワ(スロバキア)がY・ウィックマイヤー(ベルギー)を6-3, 6-4で、第8シードのK・カネピ(エストニア)もラッキールーザーのB・ヨバノフスキ(セルビア)を6-2, 6-2といずれもストレートで下してベスト8に名を連ねた。
第1セットを先取したチブルコワだったが、第2セットでは地元からの声援を受けるウィックマイヤーに先にブレークを許し1-4とリードを奪われた。しかし実力に勝るチブルコワはそこから5ゲームを連取し、1時間39分で準々決勝へ駒を進めた。
世界ランク25位のカネピは、同111位のヨバノフスキから、各セットで1度ずつブレークを許したものの、3度のブレークを奪い返し、わずか64分の快勝で今季4度目の準々決勝進出を決めた。
チブルコワはM・ニクルスク(ルーマニア)を6-1, 6-1で退けたS・ハレプ(ルーマニア)と、カネピは第10シードのN・ペトロワ(ロシア)を6-3, 6-2で下す金星を飾ったT・ピロンコバ(ブルガリア)と、それぞれ準々決勝で顔を合わせる。
今大会の優勝賞金は10万7000ドル。
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