HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
女子テニスツアーのBNLイタリア国際女子(イタリア/ローマ、賞金総額216万6400ドル、クレー)は18日、シングルス準々決勝4試合が行われ、第2シードのM・シャラポワ(ロシア)がV・ウィリアムズ(アメリカ)に6-4, 6-3のストレートで勝利、準決勝に進出した。
今大会のディフェンディング・チャンピオンであるシャラポワは、第1セット第9ゲームで初めてのブレークに成功すると、続く第10ゲームでは2本のブレークピンチを切り抜けてキープ、58分でセットを先取する。
第2セットでは2-2まで接戦が続いたが、ここからの5ゲーム中4ゲームを奪ったシャラポワが勝利、1時間41分で元女王のヴィーナスを振り切った。
「ヴィーナスとは久しぶりの対戦でしたし、最後の数回は彼女に負けていましたから、今日の試合には満足しています。」とシャラポワ。「全ての試合がタフですが、昨年優勝したような場所に帰ってこられるのは素敵なことです。また準決勝に進出できて嬉しいです。」
一方で敗れたヴィーナスだが、自己免疫疾患を患ったものの、今年3月に7ヶ月ぶりとなるツアー復帰を果たしてからは、出場した4つのプレミア大会のうち3大会でベスト8に進出している。
ヴィーナスが再びトップに復帰できるかどうか聞かれたシャラポワは「疑いようもありません。彼女のような選手が復帰して、健康なのは良いことです。どれだけ長くツアーから離れても、彼女には復帰に何が必要か理解する経験があるので問題ではありません。彼女は素晴らしい競技者です。」とコメントしている。
シャラポワは準決勝でA・クルベール(ドイツ)と対戦する。第12シードのクルベールは、第4シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)を7-6 (7-2), 1-6, 6-1で破り、ベスト4に進出するとともに、来週発表される世界ランキングでトップ10入りすることを決めた。
ドイツ人女性として史上7人目となるトップ10入りとなったクルベールは「とても良い響きですし、トップ10に入ることは夢でしたが、そのことは考えていません。コートでベストを尽くし、試合に勝つだけです。」と、喜びながらも準決勝への意気込みを語っている。
もう一方の準決勝では、第8シードのN・リー(中国)と第9シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)が対戦することとなった。
昨年の全仏女王であるリーは第14シードのD・チブルコワ(スロバキア)を6-1, 7-6 (7-4)で勝利した一方、セリーナは地元期待のF・ペネッタ(イタリア)に4-0とリードした場面でペネッタが棄権したため、準決勝に進出した。
今大会の優勝賞金は38万5000ドル。
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.