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女子テニスツアーのストラスブール国際(フランス/ストラスブール、賞金総額22万ドル、クレー)は水曜日にシングルス2回戦8試合を行い、第6シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)が地元の声援を受けるM・ヨハンソン(フランス)を6-4, 6-2のストレートで下すなど、シード勢が順当にベスト8進出を決めた。
第1セットでは、第1サーブが43%しか入らずサーブの調子が上がらないハンチュコバは、ヨハンソンに2度のブレークを許してしまう。しかし地力に勝るハンチュコバは3度のブレークを奪い返し、第1セットを先取する。第2セットで立て直しに成功したハンチュコバは、1度ブレークを許すも3度のブレークをヨハンソンから奪い試合の主導権を握ると、1時間43分でヨハンソンを退けた。
「1回戦の前には、この大会のコンディションに慣れる時間があまりありませんでした。今日はより良い感触で試合をすることができました。気温も高かったから球足が早くなったけど、パリではおそらく同じような状況でしょう。この大会で試合が出来てとても嬉しく思います。来週の全仏へのとても良い準備が出来ています。」とハンチュコバは、全仏オープンに照準に置いて試合に臨んでいた。
2000年の今大会では、当時17歳で世界ランク182位だったハンチュコバは予選から出場し、自身初となるWTAツアーでのベスト8入りを果たし、今年はその時以来の出場だった。「前回ここにいたのはもう11年前。お母さんも私もこの街の美しさと人々の優しさを覚えています。こんなに長い間、訪れていなかったなんて。こうして帰って来れてとても嬉しいし、素晴らしい時間を過ごしています。」と今の気持ちも加えていた。
そのハンチュコバは準々決勝で、第4シードのN・ペトロワ(ロシア)と対戦する。偶然にも11年前の今大会でも2回戦で対戦していたペトロワと再び顔を合わせることとなった。この日の2回戦でペトロワは、主催者推薦のA・コルネ(フランス)を2-6, 6-2, 6-2の逆転で下しての勝ち上がり。
その他、第2シードのA・ペトコビッチ(ドイツ)はS・チャン(中国)を6-1, 6-3で、第5シードのM・キリレンコ(ロシア)もL・ポウス・ティオ(スペイン)を6-3, 3-6, 7-6 (7-5)で倒して、ベスト8へ名を連ねた。ペトコビッチとキリレンコが準々決勝で対戦する。
今大会で過去3回の優勝を誇る第7シードのA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)もB・ヨバノフスキ(セルビア)を6-2, 6-0で一蹴、第8シードのL・フラデカ(チェコ共和国)も予選を勝ち上がったS・フォレッツ(フランス)を6-2, 6-4と危なげなく下して準々決勝へ駒を進めた。
メディーナ=ガリゲスは予選勝者のM・ルチッチ(クロアチア)と、フラデカは第1シードのM・バルトリ(フランス)とそれぞれ準々決勝で顔を合わせる。ルチッチはJ・ドキッチ(オーストラリア)を6-2, 6-2で下しての勝ち上がり。バルトリはE・バルタチャ(英国)と2回戦を行う予定だったが、バルタチャが腰椎損傷の怪我を負い試合開始前に棄権を申し入れたため、不戦勝での勝ち上がりだった。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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