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女子テニスツアーのBMWマレーシア・オープン(マレーシア/クアラルンプール、賞金総額22万ドル、ハード)は大会2日目の3月1日、シングルス1回戦残り10試合が行われ、日本勢からは奈良くるみ(日本)、土居美咲(日本)が勝利したが、第7シードのクルム伊達公子(日本)は大接戦の末に敗退した。
奈良はE・ボヴィナ(ロシア)を6-3, 6-3で、土居は予選勝者のT・ルザンスカを6-2, 6-3といずれもストレートで退けて2回戦進出を果たした。クルム伊達は予選を勝ち上がったA・クレマー(ルクセンブルグ)に6-4, 2-6, 6-7 (5-7)の接戦の末破れ、初戦で姿を消した。
現在世界ランク131位で身長158cmの奈良は同208位で189cmと長身のボヴィナに対して、30cm以上もの身長差を感じさせない安定したプレーを披露、第1セットでは1度ブレークを許すも3度のブレークを奪い、第2セットでも1度ブレークされたが2度のブレークに成功し、元世界ランク14位のボヴィナに1時間44分で勝利を勝ち取った。
世界ランク129位の土居は同198位のルザンスカを得意のストロークで圧倒。第1セットでは1度ブレークを許したものの3度のブレークを奪い、第2セットは良いリズムでサービスゲームを展開する土居は1度もブレークされることなく、逆にルザンスカから2度のブレークを奪いわずか67分で一蹴した。
奈良は1回戦で第1シードのF・スキアボーネ(イタリア)を下す金星を飾ったJ・ドキッチ(オーストラリア)と、土居は予選勝者のS・スンを7-6 (7-2), 6-3のストレートで下した第4シードのJ・グロス(オーストラリア)とそれぞれ2回戦で対戦する。
40歳のクルム伊達と35歳のクレマーのベテラン対決は、第1セットは両者1度も相手にブレークポイントを握らせない展開からサービスキープが続き、クルム伊達が5-4とリードした第10ゲームでクレマーは2度のダブルフォルトを犯し、クルム伊達が握ったセットポイントではクルム伊達のフォアハンドのストレートがネットインと運も味方してセットを先取した。
しかし第1セットから、クレマーの緩くコースをつくサーブにタイミングが合っていなかったクルム伊達は、リターンから自分のペースが作れず、第2セットではショットに安定感を失ってしまう。2度のブレークをクレマーに許し試合はファイナルセットへ。
序盤で2度のブレークを許してしまったクルム伊達は1-4とリードされてしまうが、そこから粘りを見せ4-5とした第10ゲームでは、クレマーのサーブで1度マッチポイントを握られるも何とかしのぎ逆に6-5とリードする。しかしタイブレークに持ち込まれると終始クレマーがリードする展開となり、この試合3度目のマッチポイントを決めたクレマーがクルム伊達を破る金星を飾った。
クレマーはベスト8入りを懸けてN・ラチーワカーン(タイ)と2回戦で顔を合わせる。
その他の試合結果は以下の通り。
M・バルトリ(フランス) (2) ○-× M・カメリン(イタリア), 6-0, 6-1
A・クレイバノワ(ロシア) (3) ○-× J・ルー, 6-1, 6-1
B・ヨバノフスキ(セルビア) (8) ○-× T・タナスガーン(タイ), 6-0, 6-1
M・クライチェック(オランダ) ○-× T・マレック(ドイツ), 6-3, 6-2
E・イバノワ(ロシア) ○-× N・ブラチコワ(ロシア), 6-3, 4-6, 6-4
D・サフィーナ(ロシア) ○-× X・ハン, 6-2, 6-0
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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