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女子テニスツアーのチャイナ・オープン女子（中国/北京、賞金総額４５０万ドル、ハード）は６日、シングルス２回戦残り２試合と３回戦４試合が行われ、世界ランク２位で第１シードのＣ・ウォズニアキ（デンマーク）がＳ・エラーニ（イタリア）を6-4, 6-2のストレートで下し３回戦進出を決めると共に、女子テニス史上２０人目の世界ランク１位へあと１勝に迫った。

ウォズニアキは第１セットで、先にブレークを許しセラーニにリードを奪われるもすかさずブレークバックし、その後もセラーニを攻めブレークを奪いそのセットを先取。第２セットでは２度のブレークを許すも、セラーニの４回のサーブを全てブレークするなど１時間２１分で勝利を決めた。

「今日は勝利に必要なことを出来た気がする。３回戦へ進めてハッピーよ。明日の試合ではもっと良いプレーをしたい。明日は明日だし、また勝ちたい思う。」とウォズニアキは試合を振り返っていた。

そのウォズニアキは３回戦で、Ｐ・クヴィトバ（チェコ共和国）と対戦する。その試合に勝利すると、来週月曜日発表の世界ランクで、Ｓ・ウィリアムズ（アメリカ）を抜いて自身初の世界ランク１位の座を勝ち取る。クヴィトバとは今年のウィンブルドンの４回戦で対戦しており、その時は2-6, 0-6とあっさり敗れており、そのリベンジにも燃えている。

もう１つの２回戦では、Ａ・クルベール（ドイツ）がＡ・ドゥルゲグを6-2, 6-1と、わずか５３分で一蹴して３回戦進出を決めた。ベスト８入りを懸けて第９シードのＮ・リー（中国）と３回戦で対戦する。

この日行われた３回戦では、第２シードのＶ・ズヴォナレーワ（ロシア）が同胞のＭ・キリレンコ（ロシア）を5-7, 6-4, 6-2で、第５シードのＦ・スキアボーネ（イタリア）も予選勝者のＶ・ドゥシェヴィナ（ロシア）を4-6, 6-3, 6-1と、いずれも逆転で倒し、ベスト８進出を決めた。

これでズヴォナレーワはキリレンコとの対戦成績を５戦全勝としたものの、過去の大会でも接戦を強いられていた。「彼女（キリレンコ）のような素晴らしい選手との試合では、ちょっとしたミスにも付け入られてしまう。積極的なプレーを続ける必要があったけど、我慢しながら１ポイント１ポイントを戦っていたの。逆転出来て本当に嬉しい。」とズヴォナレーワは勝利に喜びを隠さなかった。

そのズヴォナレーワは準々決勝で、スキアボーネと対戦する。ズヴォナレーワはこれまでスキアボーネとの９回の対戦で１度も負けたことはない。金曜日に行われる準々決勝でスキアボーネに勝利すると、来週発表の世界ランクで自己最高位の３位へ上昇することとなる。

その他の３回戦では、Ｓ・ペア（イスラエル）が予選勝者のＢ・ヨバノフスキ（セルビア）を6-1, 6-2で、Ｔ・バシンスキー（スイス）がＥ・ヴェスニナ（ロシア）を6-2, 6-3と一蹴し８強入りに成功した。ペアとバシンスキーがベスト４入りを懸けて準々決勝を行う。

なおこの日行われたダブルス２回戦に、クルム伊達公子（日本）/Ｓ・ポン（中国）組が登場。第４シードで今季のウィンブルドンとＵＳオープンを制したＹ・シュウェドワ（カザフスタン）/Ｖ・キング（アメリカ）組と対戦したが、4-6, 3-6のストレートで敗れ、ベスト８入りとはならなかった。

今大会の優勝賞金はシングルス７７万５５００ドル、ダブルス２６万６０００ドル。