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男子テニスツアーのモゼール・オープン(フランス/メッツ、賞金総額45万ユーロ、ハード)は24日、シングルス2回戦残り4試合を行い、第1シードのG・モンフィス(フランス)が同胞で主催者推薦のS・グロージャン(フランス)を6-1, 6-1の圧勝で下し、順当に準々決勝進出を決めた。
世界ランク13位のモンフィスは、USオープン前哨戦のWSファイナンシャル・グループ・マスターズでは初戦敗退を喫し、USオープンでも4回戦敗退と上位に進出できずにいた。先週末行われたオランダとのデビスカップのプレーオフでも同122位のT・デ=バッカー(オランダ)に敗れるなど精彩を欠いていた。
しかしこの日は、その流れを一掃するプレーを見せた。グロージャンに1度ブレークを許すも、6度のブレークを奪うなどストロークで優位に立ち、わずか66分の快勝を収めた。グロージャンは昨年受けた肩の手術からの復帰で、今季はわずか4大会目の出場だった。モンフィスは準々決勝でJ・ティプサレビッチ(セルビア)と顔を合わせる。
ティプサレビッチは第8シードのI・リュビチッチ(クロアチア)と6-4, 7-6 (7-3)のストレートで下す金星を上げてのベスト8入り。強力なサーブが武器のリュビチッチだが、この日は第2サーブで思うようにポイントを挙げられず、11本のサービスエースを記録するも、ティプサレビッチに押し切られた。
そのほか第4シードのP・ペッツシュナー(ドイツ)も主催者推薦のM・ロドラ(フランス)を7-6 (7-3), 6-3と順当に8強入りを果たした。接戦となった第1セットを何とか先取に成功したペッツシュナーは、この日はロドラに5度握られたブレークポイントを全てしのぎ、この試合唯一のブレークを第2セットで奪い、勝利を決めた。
ペッツシュナーを準々決勝で迎え撃つのが、元世界ランク7位のR・ガスケ(フランス)で、C・ロクス(ベルギー)を7-5, 4-6, 6-2のフルセットで退けての8強入り。ガスケは3月に受けた検査でコカインの陽性反応が出て、自身で身の潔白を証明するまで、2ヶ月半の間ツアーから離れる不運に見舞われた。USオープン直前に復帰を果たすも、思うようなプレーが出来ずにいた。
この日も同88位のロクスに苦戦を強いられた。しかし21本ものサービスエースを記録するなどサーブからリズムを作り、地元の応援を背に2時間9分の接戦を物にし、2月のバークレイズ・ドバイ・テニス選手権女子以来となるベスト8入りを果たした。
今大会の優勝賞金は7万5500ユーロ。
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