女子テニスツアーのＢＮＰパリバ・オープン（アメリカ/インディアンウェルズ、賞金総額４５０万ドル、ハード）は１３日、シングルス２回戦を行ない、第１シードのＤ・サフィーナ（ロシア）が、Ｔ・ピロンコバ（ブルガリア）に7-6 (10-8), 6-2のストレートで勝利し、３回戦に駒を進めた。
現在世界ランク２位のサフィーナは、もし今大会の決勝に進出すると、現女王のＳ・ウィリアムズ（アメリカ）に代わり、女王の座を手に入れることになる。また、サフィーナの実兄であるＭ・サフィン（ロシア）もかつて男子ツアーで世界ランク１位の座を手に入れており、兄妹での世界ランク１位奪取は史上初の出来事となる。
この日は、１回戦を免除されていたシード勢がそれぞれ初戦に臨み、第９シードのＣ・ウォズニアキ（デンマーク）がＴ・バシンスキー（スイス）を6-1, 6-1と６７分で、第４シードのＶ・ズヴォナレーワ（ロシア）はＹ・チャン（台湾）を6-2, 6-2と５６分で、それぞれ下し、順当に２回戦を突破した。
一方、第６シードのＳ・クズネツォワ（ロシア）は、世界ランク１０７位のＵ・ラドワンスカ（ポーランド）に2-6, 6-4, 3-6の２時間１２分で競り負け、早くも大会から姿を消した。同８位のクズネツォワは、昨年の今大会では、決勝でＡ・イバノビッチ（セルビア）に敗れたものの、準優勝を果たしていた。
この他の番狂わせでは、Ｓ・ペア（イスラエル）が第１０シードのＭ・バルトリ（フランス）に1-6, 6-4, 7-5の逆転勝利を収め、３回戦進出を果たしている。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ｖ・アザレンカ（ベラルーシ） (8) ○-× Ｙ・シュウェドワ（カザフスタン）, 4-6, 7-5, 6-3
Ｎ・リー（中国） ○-× Ｐ・シュニーダー（スイス） (13), 7-5, 6-2
Ｊ・クレイバス（アメリカ） ○-× Ａ・メディーナ=ガリゲス（スペイン） (16), 7-5, 3-6, 6-4
Ａ・モレスモ（フランス） (17) ○-× Ａ・グローネフェルド（ドイツ）, 5-7, 6-3, 6-4
Ｋ・カネピ（エストニア） (18) ○-× Ｖ・ラッツァーノ（フランス）, 7-6 (7-2), 1-0, 途中棄権
Ａ・チャクエタゼ（ロシア） (19) ○-× Ｅ・マカロバ（ロシア）, 6-3, 7-5
Ｎ・バイディソバ（チェコ共和国） ○-× Ａ・ボンダレンコ（ウクライナ） (24), 6-3, 6-1
Ｐ・クヴィトバ（チェコ共和国） ○-× Ｉ・ベネソバ（チェコ共和国） (26), 6-3, 6-1
Ｓ・ポン（中国） (28) ○-× Ｏ・ゴヴォルツォバ（ベラルーシ）, 6-3, 3-6, 6-4
Ａ・グラッチ（アメリカ） ○-× Ｃ・スアレス・ナバロ（スペイン） (29), 6-3, 6-1
Ｅ・ヴェスニナ（ロシア） ○-× Ｓ・シルステア（ルーマニア） (32), 5-7, 6-2, 6-3
今大会の優勝賞金は７０万ドル。
（2009年3月14日17時00分）
前年女王が涙 3回戦敗退 
