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11月21日から23日にかけて行わている男子国別対抗戦、デビスカップの決勝戦は、アルゼンチンはマール・デル・プラタ(室内ハード)で21日に初日を向かえ、シングルス2試合を行い、1勝1敗のタイで2日目を迎える事となった。
第1試合はアルゼンチンのD・ナルバンディアン(アルゼンチン)が、スペインのエース、D・フェレール(スペイン)を6-3, 6-2, 6-3のストレートで下し、アルゼンチンに貴重な1勝目をもたらした。
スペインチームは、世界1位のエースR・ナダル(スペイン)が右足腱炎を理由に欠場しており、替わりにフェレールがエースとなっている。
ナルバンディアンは3セットを通じて試合をコントロール。得意のフォアハンドを炸裂させると、2時間かけずにフェレールを調理した。
フェレールは試合開始当初からプレッシャーを感じていた。第1セット第1ゲームのサービスでは、キープしたものの、いきなり2本のブレークポイントを握られた。
その後フェレールは2度のブレークを許し、ナルバンディアンが5-2とリード。そこからフェレールがブレークバックし3-5とするが、最後はナルバンディアンが再度ブレークに成功、第1セットを6-3でものにした。
第2セットは、まずはいきなりナルバンディアンが3-1とリード。フェレールはブレークバックして2-3とするが、その後、ナルバンディアンが3ゲームを連取し、第2セットを6-2で奪う。
第3セットでは、1-1の場面で15-40とされたナルバンディアンだったが、見事そのゲームをキープすると、勢いを持続して同セットも奪取、試合に終止符を打った。
試合後、ナルバンディアンは「試合開始当初から安定した、いいプレーができた。それが自信につながった。試合をコントロールできたし、応援にも勇気付けられた。ほぼ完璧な、高いレベルのプレーだったね。」と満足そうな表情を浮かべた。
一方、フェレールは「彼(ナルバンディアン)のプレーは良すぎた。それ以上に言うことはないね。」と肩を落とした。
その後行われた第2戦では、スペイン代表のF・ロペス(スペイン)が、ナルバンディアンに代わりアルゼンチンのエースとなったJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)を、4-6, 7-6 (7-2), 7-6 (7-4), 6-3の逆転で下し、試合を1-1のタイに戻した。試合時間は3時間19分に及んだ。
デル=ポトロは得意のサービスが威力を発揮し、24本のエースを記録し、第3セットまで1度のブレークもされなかったにも関わらず、ロペスに巧みにかわされた。今季、大躍進を遂げたデル=ポトロだが、つま先を痛めていたことに加え、1年間の疲労がたまっているようだ。
一方のロペスは、第1セットを落としたものの、第2セット以降は攻撃的なテニスを見せ、デル=ポトロのミスを誘った。勝負の第4セットでは、2-1リードの場面から、際どいボールの「チャレンジ」に成功して判定を覆すと、3-1とリードした。
その後デル=ポトロもすぐにブレークバックしたが、遠いボールを追いかけ、それから方向転換しようとしたときに滑ってしまって右足を負傷したのか、治療のためのタイムアウトをとった。
その影響もあり、デル=ポトロはダブルフォルトを犯してロペスにブレークを許し万事休す。スペインは試合をタイに戻して、2日目につないだ。
2日目にはダブルス1試合が行われる。アルゼンチンからはA・カイエリ(アルゼンチン)/J・アカスーソ(アルゼンチン)組が、スペインからはロペス/F・ベルダスコ(スペイン)組が出場する。ナルバンディアンの疲労が少ない場合は、ナルバンディアンが出場する可能性もある。
デビスカップは、初日と3日目にシングルス2試合、2日目にダブルス1試合の計5試合で争われ、先に3勝した国が勝者となる。
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