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アルゼンチンはマール・デル・プラタ(室内ハードコート)で11月21日から23日にかけて行われる男子国別対抗戦、デビスカップの決勝戦では、地元優勝を狙うアルゼンチンがスペインを迎え撃つ。
1981年と2006年に決勝戦進出を果たしていたアルゼンチンだが、惜しくも準優勝に終わり未だ頂点に上り詰めておらず、アルベルト・マンチーニ監督率いるアルゼンチンは、初の栄冠を地元で飾ろうとその意気込みは強い。
初日の金曜日のオープニング・マッチでは、世界ランク11位のD・ナルバンディアン(アルゼンチン)と同12位のD・フェレール(スペイン)が対戦し、続く第2試合では、現在のアルゼンチンのナンバーワンプレーヤーである同9位のJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が同31位のF・ロペス(スペイン)と顔を合わせる。
デル=ポトロは、「ロペスはとても危険な選手。ストロークにはかなりのスピンがかかっているし、サーブだって素晴らしい。でも自分は、彼を倒す武器を持っているんだ。」と、勝利へ自信を覗かせた。加えて「上海で行われた(最終戦の)マスターズ・カップ後は、休養もちゃんと取れたし、あとは夢へ向けて無心になってプレーするだけさ。」と、つま先の爪の負傷で出場を危ぶまれていたが、勝利への思いを力強く語っていた。
アルゼンチンは地元での試合では、1998年から13連勝中とこの10年間は負け知らずで、ナルバンディアンも地元の試合のオープニング・マッチで、今まで一度も敗れたことはない。しかし、ナルバンディアンはフェレールとの一戦を、五分だと見込んでいる。
「彼(フェレール)は闘争心旺盛な選手。際立ったショットはないが、ベースラインでのプレーは群を抜いている。彼は素晴らしいファイターだから、常に攻撃的なプレーをしなければならない。最後の1ポイントが終わるまで諦めない選手だから、勝利にはベストのプレーをしなければならない。」と、ナルバンディアンはフェレール戦に向けて油断をしない構えを見せた。
一方のスペインは、世界ランク1位のR・ナダル(スペイン)を膝の怪我で欠き、万全の布陣で臨めずにいる。アルゼンチン監督のマンチーニ氏は、「地元の有利さに加え、ナダルの欠場で、更にアルゼンチン優勝の声が大きくなった。ナダルがいないからといって、安心してはいけないのは百も承知さ。ナダル以外にも多くの優秀な選手がいるからね。」と、気を引き締めていた。
2日目の土曜日には、ダブルス1試合が行われる。アルゼンチンからはA・カイエリ(アルゼンチン)とJ・アカスーソ(アルゼンチン)の布陣で、スペインはロペスとF・ベルダスコ(スペイン)の二人が出場する。ナルバンディアンが初日のシングルスの疲れがなかった場合は、ナルバンディアンが出場する可能性もある。
「先週からトレーニングもたくさんこなして来た。だから、場合によっては3日間の試合だって、へっちゃらさ。初日のシングルスが終わってから決めることになるけどね。」と、ナルバンディアンは体調万全をアピールしていた。
デビスカップは、初日と3日目にシングルス2試合と、2日目のダブルス1試合の合計5試合で争われ、先に3試合に勝利した国が勝者となる。アルゼンチン有利の声が大きくなっている中、地元優勝へのプレッシャーを跳ね除け、初のタイトル獲得となるか。
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