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男子テニスツアーのリヨン・グランプリ（リヨン/フランス、賞金総額７１万３０００ユーロ、カーペット）は２１日、シングルス１回戦７試合を行い、第１シードのＡ・ロディック（アメリカ）がＮ・マウー（フランス）を7-6 (7-5), 6-4のストレートで下し、順当に２回戦進出を決めた。

世界ランク７位で、２００５年の今大会チャンピオンのロディックは、先月の北京で今季３度目の優勝を飾り、その後の東京ではベスト４入りを果たしたが、先週のマドリッドのマスターズ・シリーズではＧ・モンフィス（フランス）に破れ３回戦敗退と勢いをさえぎられていた。この日は１８本のサービス・エースを記録するなど、本来のリズムを取り戻したプレーでマウーを１時間１９分で退けた。２回戦では、昨年度覇者のＳ・グロージャン（フランス）を6-7 (4-7), 6-4, 6-4の逆転で倒した、Ｒ・ジネプリ（アメリカ）と戦う。

第２シードのＲ・ガスケ（フランス）は、予選を勝ち上がったＳ・ヒラルド（コロンビア）を5-7, 6-3, 7-6 (7-3)の接戦を制して初戦を突破した。２００６年のチャンピオンであるガスケは、１７本のサービス・エースを記録し、２時間を越える接戦を逆転で勝利し、底力を見せた。２回戦では、Ｓ・ダルシス（ベルギー）と顔を合わせる。

第３シードのＪＷ・ツォンガ（フランス）は、Ｍ・ジケル（フランス）との同胞対決を7-5, 4-6, 6-3のフルセットで制し、順当に２回戦進出を決めた。今季の全豪オープン準優勝のツォンガだが，全仏オープンとウィンブルドンを欠場するなどし、１１位まで上げたランキングを一時２０位まで下げていたものの、先月のバンコクでツアー初優勝を飾り、現在は１４位と再び上昇気流にいる。上位進出を目指し、１９９７年の覇者でベテランのＦ・サントロ（フランス）と２回戦を行う。サントロは、Ｆ・フォグニニを6-4, 6-1のストレートで下しての勝ち上がり。

その他の試合では、１９９９年のチャンピオンのＮ・ラペンティ（エクアドル）が、第６シードのＩ・カルロビッチ（クロアチア）を7-6 (7-4), 6-3で倒す金星を上げた。２回戦では、昨日ＡＴＰ初勝利を飾ったばかりのＪ・ウィアンナ（フランス）と対戦する。Ａ・セッピ（イタリア）はＤ・グエス（フランス）を6-2, 7-5のストレートで破り、第４シードで先週のマドリッド・マスターズで準優勝を果たしたＧ・シモン（フランス）と、Ｊ・モナコ（アルゼンチン）の１回戦の勝者と２回戦で対戦する。

今大会の優勝賞金は１１万５５００ユーロ。