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女子テニスツアーのチャイナ・オープン女子(北京/中国、賞金総額60万ドル、ハード)は25日、シングルス2回戦が行われ、第2シードのA・イバノビッチ(セルビア)が、世界ランク19位のA・コルネ(フランス)を6-1, 7-6 (7-1)のストレートで下し、ベスト8に進出した。
先週に行われた東レPPOでは、N・ペトロワ(ロシア)を相手に2回戦で敗退していたイバノビッチは、今大会でも1回戦が免除されており、この日の2回戦が初戦だった。
世界ランク4位のイバノビッチは第1セット、11本中3本のブレークポイントを活かし、セット先取に成功する。第2セットでは、お互いに2度のブレークを相手に許すという接戦になったが、最後は今年の全仏女王の力を見せつけ、ストレートで勝利を収めた。
イバノビッチは準々決勝で、地元期待の鄭潔(中国)と4強入りを争うこととなった。鄭潔は、杉山愛(日本)を6-1, 6-2のストレートで退けてのベスト8進出を果している。
第4シードのS・クズネツォワ(ロシア)も1回戦が免除されており、大会初戦となる、この日の2回戦に登場し、同胞のA・クドリャフツェワ(ロシア)を6-2, 6-3と56分で下し、準々決勝に進出している。
世界ランク7位のクズネツォワは今シーズン、4度のツアー決勝進出を果しているが優勝はまだなく、先週の東レPPOでは、D・サフィーナ(ロシア)に決勝で敗れている。
23歳のクズネツォワはこの日、7度のサービスブレークに成功すると、東レ決勝での敗戦を引きずる様子も見せず、クドリャフツェワを圧倒した。
今季初優勝を目指すクズネツォワは、準々決勝でD・チブルコワ(スロバキア)と4強入りを争う。1回戦で元女王のA・モレスモ(フランス)に勝利していたチブルコワは、第8シードのA・チャクエタゼ(ロシア)を6-3, 6-2で下す番狂わせを演出し、ベスト8入りに成功した。
この他の試合では、第5シードのV・ズヴォナレーワ(ロシア)がF・スキアボーネ(イタリア)を7-6 (7-5), 6-2で下したほか、A・メディーナ=ガリゲス(スペイン)がA・サバイ(ハンガリー)に対し6-2, 6-2で勝利を収め、それぞれベスト8に進出している。
今大会の優勝賞金は9万5500ドル。
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