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カタール・トタル・オープン（賞金総額２５０万ドル）は２０日、シングルス２回戦を行い、全豪オープンで自身３度目のグランドスラム優勝を果たした第４シードのＭ・シャラポワ（ロシア）が、予選から勝ち上がった同胞のＧ・ウォスコボエワ（ロシア）を6-4, 4-6, 6-1で退けた。

シャラポワは全豪オープン後、女子テニス国別対抗戦フェドカップのロシア対イスラエル戦で代表デビューを飾り、シングルス２勝をあげてロシア勝利に貢献した。今季はフェド杯を含め１０戦全勝と絶好調を続けているシャラポワだが、この日は世界ランク１２６位で２３歳のウォスコボエワに、今季初めてセットを奪われた。
今季２勝目を狙うシャラポワは３回戦で、元女王で第１４シードのＡ・モレスモ（フランス）に7-6 (9-7), 7-5で競り勝ったベテランのＴ・タナスガーン（タイ）と顔を合わせる。

第１シードのＡ・イバノビッチ（セルビア）はＯ・ゴヴォルツォバ（ベラルーシ）を6-3, 6-1で一蹴した。今季は全豪オープンで決勝に進出、シャラポワに敗れ２度目のグランドスラム準優勝に終わったが、その後自己最高の世界ランク２位に上昇した。
今大会では、昨年９月のルクセンブルグ以来の優勝を狙っており、３回戦では第１６シードのＡ・ラドワンスカ（ポーランド）と対戦する。ランドワンスカはＴ・ガルビン（イタリア）を6-3, 6-3で下しての勝ち上がり。

第２シードのＳ・クズネツォワ（ロシア）もＮ・デシー（フランス）を7-5, 7-5で破り、順当に３回戦へ進んだ。開幕戦のシドニーでは準優勝を果たしたが（Ｊ・エナン（ベルギー）に敗北）、全豪オープンでは３回戦敗退に終わった。
２２歳のクズネツォワは昨年同大会では準優勝しており、今年は１つ上の優勝を狙って、３回戦では第１５シードのＳ・バンマー（オーストリア）と戦う。バンマーは予選勝者のＭ・ニクルスク（ルーマニア）を3-6, 7-5, 6-4の逆転で下した。

第３シードのＪ・ヤンコビッチ（セルビア）は予選上がりのＹ・シュウェドワ（カザフスタン）を6-1, 3-6, 6-3で、第６シードのＶ・ウィリアムズ（アメリカ）はＫ・ナップ（イタリア）を6-2, 6-3で退けた。
一方、第５シードのＡ・チャクエタゼ（ロシア）がＮ・リー（中国）に6-7 (7-9), 4-6のストレートで、第９シードのＰ・シュニーダー（スイス）がＤ・チブルコワ（スロバキア）に3-6, 4-6で敗れる波乱に見舞われた

その他の試合では第１１シードのＤ・サフィーナ（ロシア）がヤン・ツー（中国）を6-2, 6-1で、第１２シードのＳ・ペア（イスラエル）がＶ・ラッツァーノ（フランス）を6-1, 7-6(7-3)で、Ａ・メディーナ=ガリゲス（スペイン）がＭ・キリレンコ（ロシア）を2-6, 7-5, 6-1で下し、それぞれ３回戦に駒を進めた。

日本勢では、杉山愛（日本）が森田あゆみ（日本）に4-6, 6-4, 6-0で逆転勝ちしている。