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(アメリカ、ニューヨーク州フラッシングメドウズ)
USオープンは大会6日目の1日、女子3回戦を行い、昨年覇者で第2シードのM・シャラポワ(ロシア)が第30シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)と対戦。2回戦まででわずか2ゲームしか落していなかったシャラポワに対し、18歳ラドワンスカが若さ溢れるプレーで6-4, 1-6, 6-2で勝利、大波乱を演じた。
第1セットを落したシャラポワは第2セットを6-1で奪い返すと、第3セットも2-0とリード。しかしそこから1ゲームも奪うことなくラドワンスカの前に屈した。
試合後シャラポワは、「第1セットを失って第2セットも0-1となった後、8ゲーム連取し、第3セットも2-0としたので、みんなは私が勢いを取り戻したと思ったでしょうね。でも私の心の中ではそうは思えていなかったの。今日はなぜかね。」と肩を落した。
一方のラドワンスカは、第3セットで0-2とリードされても冷静さを失わず、まずはシャラポワのサービスをブレークして1-2とすると、徐々に試合の流れを自分に持っていった。最後はシャラポワのフォアハンドがサイドアウトし、試合に終止符を打った。
ラドワンスカは、「第2セットの彼女(シャラポワ)は手が付けられなかった。でも8ゲーム連取された後で私は目覚めたの。ただ目の前のボールを打つことで、最後は6ゲームを連取することができた。」と大勝利を振り返った。
両者は過去に1度対戦があった。今季初めのイスタンブールのクレーの大会で顔を合わせており、その時はシャラポワが6-2, 3-6, 6-0で振り切っていた。
ラドワンスカは4回戦では第13シードのN・バイディソバ(チェコ共和国)か第18シードのS・ペア(イスラエル)の勝者と対戦する。
シャラポワに続き、第7シードのN・ペトロワ(ロシア)も番狂わせの犠牲者となった。A・サバイ(ハンガリー)と対戦したペトロワは4-6, 4-6のストレートで敗れ、昨年に続き3回戦の壁を超えられず、早々と姿を消した。
ラドワンスカと同じ18歳のサバイは、今回が初めての全米オープン出場。4回戦でJ・バクレンコ(ウクライナ)と対戦する。バクレンコはM・キリレンコ(ロシア)を6-2, 6-4で退けた。
また、第16シードのM・ヒンギス(スイス)もV・アザレンカ(ベラルーシ)に6-3, 1-6, 0-6の逆転負けを喫し、残念ながら4回戦進出はならなかった。勝ったアザレンカは、4回戦では第4シードのS・クズネツォワ(ロシア)対第31シードのA・メディーナ=ガリゲス(スペイン)の勝者と対戦する。
第6シードのA・チャクエタゼ(ロシア)は第26シードのS・ミルザ(インド)を6-2, 6-3で圧倒し、同じく4回戦に進出。4回戦では第11シードのP・シュニーダー(スイス)かT・パスゼック(オーストリア)の勝者と対戦する。
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