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(イギリス、ウィンブルドン)
今日から始まる2007年のウィンブルドンで、昨年の女子シングルス覇者のA・モレスモ(フランス)が連覇に向けて意欲を見せている。
長年に渡ってモレスモは大舞台での精神面での弱さが指摘されていたが、昨年は全豪オープンとウィンブルドンを制し、名実ともにトップ選手に名乗りを上げた。昨年の全英決勝では、J・エナン(ベルギー)と対戦し、第1セットを落としてからの見事な逆転優勝だった。
27歳のモレスモは、今年の前哨戦ではエナンに敗れ準優勝に終わったが、ディフェンディング・チャンピオンとして連覇に自信を覗かせる。「ウィンブルドンに戻って来れてうれしいわ。先週末をここ(ウィンブルドン)で過ごしたけど、その間に昨年の素晴らしい思い出や会場の雰囲気を思い出していたわ。最高の気分だったし、今でもその余韻は残っている。」と話す。
モレスモは今大会は第4シードで、世界ランク1位のエナンが第1シード、同2位のM・シャラポワ(ロシア)が第2シード、同3位のJ・ヤンコビッチ(セルビア)が第3シードにつけている。「私見では、今年優勝できる選手は4人か5人いるわね。その中には自分も入っているわ。ウィリアムズ姉妹もね。彼女らはいいサービスを持っているので、それは芝のコートでは有効。ジュスティーヌ(エナン)はここ3、4週間は無敵だけど、ウィンブルドンでは彼女に勝ちたいわ。」
モレスモは今季まだ1勝しかしておらず、タイトル防衛を狙った全豪オープンでは4回戦で敗退している。また地元開催の全仏オープンでも3回戦で敗退したが、昨年のウィンブルドン前も調子がよくなかったモレスモはそれほど心配していないようだ。「昨年終盤と今季初めは色々と苦しんだの。自信そしてリズムを取り戻せるといいわね。プレー、そして調子を考えると、前哨戦のイーストボーンではかなり復調していた。この芝のシーズンの間に本調子に戻ることを願っているの。」と話すモレスモは火曜日の1回戦でJ・ジャクソン(アメリカ)と対戦する。
その後モレスモは、昨年についても思いを馳せた。「昨年はイーストボーンでの結果もよくなく、調子も悪かった。だからそれまでウィンブルドンでは何回か準決勝まで進んでいたけど、昨年はそのようなテニスができるかどうか分からなかったわ。でも1回戦が終わった時点で調子がよかった。その時がターニング・ポイントだったわ。イーストボーンではだめだったけど、ウィンブルドンの1回戦で、トップ選手ではない選手と対戦し、でもいいテニスが出来ていた。だから思ったの。『何か、ウィンブルドンと波長が合っている。気分がいいわ。』ってね。」
今季のモレスモは病気と怪我に苦しみ、虫垂炎で2か月をふいにし、全仏では太腿の怪我に悩まされていた。しかしモレスモは前向きだ。「でも今は気分も調子もいいの。これが続けばいいと思っているし、もっと上向きになれば最高ね。手術から回復するのにがんばったし、元のレベルに戻れるよう1つ1つの練習もがんばった。これは簡単なことではなかったわ。ようやく以前のレベルに近づいてきて、そのがんばりが報われてきているから、満足しているわ。」
2003年のS・ウィリアムズ(アメリカ)以来となるウィンブルドン連覇に向けて、モレスモのプレーに注目したい。
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