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(ポーランド、ワルシャワ)
J&Sカップ(賞金総額60万ドル、ティア2、クレー)は金曜日に準々決勝を行い、第3シードのS・クズネツォワ(ロシア)がノーシードから勝ち上がったV・ウィリアムズ(アメリカ)を3-6, 6-3, 6-4で下し、見事ベスト4進出を決めた。
2004年の決勝でV・ウィリアムズに敗れていたクズネツォワだが、この日は、15本奪われたブレークポイントのうち10本をしのいだ一方、14本得たブレークポイントのうち6本をものにしての勝利。V・ウィリアムズは第2、3セットで5本のダブルフォルトを犯し自滅した。現在世界ランク5位のクズネツォワは、今大会では3年連続で決勝に進んでいるが、いずれも準優勝に終わっている。
また第1シードのエナンも、この日M・サンタンジェロ(イタリア)を6-2, 6-1で一蹴しベスト4入りを決めた。世界1位のエナンは5本得たブレークポイントを全てものにし、またファーストサービスが入った23ポイントのうち20ポイントを獲得しての圧勝だった。エナンは準決勝で第4シードのJ・ヤンコビッチ(セルビア)と対戦する。
そのヤンコビッチは第6シードのA・チャクエタゼ(ロシア)に7-6 (7-1), 3-1とリードした場面で、チャクエタゼが右手の故障を訴え棄権しての勝ち上がり。「(第1セットの)タイブレークで彼女(チャクエタゼ)のプレーが急にひどくなったのに気付いたわ。それまでは同じレベルでプレーをしていたから、故障だとすぐに悟ったの。アナ(チャクエタゼ)には気の毒だと思っているわ。早く治って欲しい。その一方で、自分は昨日よりいいプレーができていてよかったわ。昨日の試合後、コートに慣れるためにちょっと練習したの。」
残りの準決勝1試合でも同様のことが起こった。ノーシードのA・ボンダレンコ(ウクライナ)がJ・バクレンコ(ウクライナ)と対戦中、6-2, 3-1とリードした場面でバクレンコが右手の故障を訴え棄権した。バクレンコは第2シードのK・クレイステルス(ベルギー)を倒して勝ち上がっていただけに残念な結果となった。現在世界ランク40位のボンダレンコは、準決勝でクズネツォワと顔を合わせる。
今大会の優勝賞金は88,265ドル。
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