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(アメリカ、ニューヨーク州フラッシング)
A・アガシ(アメリカ)現役最後の登場が大きくクローズアップされる中で、もう1人これが最後のUSオープン出場となる偉大な選手がいる。今大会4度のシングルスタイトル、グランドスラムでは18回もシングルス優勝を遂げた49歳のM・ナブラチロワ(アメリカ)だ。
1997年に引退するまで167回ものシングルス優勝(男女通じて最多)という快挙を達成したナブラチロワは、2000年にはダブルスでツアー復帰。2003年にはL・パエス(インド)と組んで全豪オープン、ウィンブルドンを制覇するなど、いまだにトップ選手として活躍している。
「(引退後)ウィンブルドンでテレビ解説をやっていた時、もしかしたらダブルスならまだ私できるんじゃないか、と思ったの。」、と復帰しようと考え始めたきっかけについて語るナブラチロワ。
「そしたらM・デスワルトが一緒にペアを組まないか、って声を掛けてくれたの。その時は二つ返事。そしてやり始めたらもっと上達できる気がして、またはまってしまってね。とても楽しかったわ。それからグランドスラムも取ったし、まずまずでしょ。」
今年のUSオープンでは、女子ダブルスではN・ペトロワ(ロシア)と組んで第10シードとして出場したが、11日目の準々決勝で第1シードのL・レイモンド(アメリカ)&S・ストザー(オーストラリア)組に6-7(1-7), 3-6で敗れた。しかし、同日行われた混合ダブルス準々決勝では、B・ブライアン(アメリカ)と息の合ったプレーでA・グローネフェルド(ドイツ)&F・チェルマク(チェコ共和国)組を6-3, 6-4で下し、見事準決勝進出を果たした。
準決勝は現地8日金曜日、M・ショーネシー(アメリカ)&J・ギメルストブ(アメリカ)組との対戦となる。
「まだまだ勝ちたいという強い意志があるから、プレーし続ければまた優勝することもあると思うわ。でもそうじゃなくて、USオープンに出ることそのものが私の目的。そこが私の最後の舞台としてもっともふさわしい。」
USオープン前のモントリオールでもペトロワと組んで優勝を遂げたナブラチロワだが、最後の舞台を優勝で飾ることができるだろうか。
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