男子テニスのテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は19日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク45位のA・ブブリク(カザフスタン)が第1シードのJ・シナー(イタリア)を3-6, 6-3, 6-4の逆転で下し、2年ぶり2度目のベスト8進出を果たした。試合後にブブリクは「今回の試合は特別なもの」「大きな成果」とコメントした。
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27歳のブブリクが同大会に出場するのは3年連続3度目。2023年には優勝を飾っている。
両者は過去5度対戦しており、ブブリクから1勝4敗。2023年の同大会の準々決勝で対戦しており、その時には7-5, 2-0の時点でシナーが途中棄権したためブブリクが勝利したが、直近の全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)準々決勝ではシナーがストレートで勝利していた。
2回戦の第1セット、ブブリクは第2ゲームでブレークを許し先行される。
それでも第2セット、9本のサービスエース、20本のウィナーを放つなど主導権を握ったブブリクは、第6ゲームでブレークに成功し1セットオールに追いつく。
迎えたファイナルセット、ブブリクは第7ゲームでブレークに成功し2時間2分の逆転勝ちで、準々決勝進出を果たした。ブブリクは試合を通じて15本のサービスエースと36本のウィナーを決めた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにブブリクのコメントを掲載している。
「僕たちはテニス選手であり、どの試合でも勝利を目指しているが、今回の試合は特別なものだ」
「世界ランキング1位の選手に勝ったことは一度もなかった。これは大きな成果だ」
「何度かチャンスはあったし、それをうまく活かすことができた。サービスキープを続けた。ローラン・ギャロス(全仏オープン)の時よりもチャンスは多かった。できるだけリターンを狙って、そしてサービスエースも放った。ボールが戻ってこないようにね。それがうまくいったんだ」
勝利したブブリクは、準々決勝で第7シートのT・マハツ(チェコ)と対戦する。マハツは2回戦で世界ランク58位のF・マロジャン(ハンガリー)を下しての勝ち上がり。
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