男子テニスのロレックス・上海マスターズ(中国/上海、ハード、ATP1000)は5日、シングルス2回戦が行われ、第4シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が世界ランク43位のA・ミケルセン(アメリカ)を7-6 (7-3), 7-6 (11-9)のストレートで下し初戦突破を果たすとともに、2019年以来5年ぶり10度目の3回戦進出を果たした。
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37歳のジョコビッチが同大会に出場するのは5年ぶり10度目。過去4度(2012,2013,2015,2018)優勝を飾っている。ジョコビッチは先月14と15日に行われた国別対抗戦デビスカップワールドグループ1「セルビアvsギリシャ」(セルビア/ベオグラード、室内ハード)でシングルスとダブルスに出場し、2勝を挙げ母国を勝利に導いた。
今大会はそれ以来の公式戦出場で、団体戦を除くとA・ポピリン(オーストラリア)(オーストラリア)に敗れた8月の全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)3回戦以来となる。
シード勢は1回戦が免除のため2回戦からの登場となったジョコビッチは第1セット、第2ゲームでブレークを許し劣勢に立たされるも調子を取り戻し第7ゲームでブレークバックに成功。タイブレークでは7-3でジョコビッチが先行する。
続く第2セットも、第4、第7ゲームで互いにブレークを奪うもそれ以降は譲らず、またもタイブレークに突入。ジョコビッチは2度のマッチポイントのチャンスを決めきれず、流れはミケルセンに傾く。しかしここから2度のセットポイントのピンチを凌いだジョコビッチは3度目のマッチポイントを決め、1時間55分の接戦を制した。
ジョコビッチは現在ツアー99勝としており、通算100勝目に向けまずは3回戦に駒を進めた。
男子プロテニス協会のATPは公式サイトにジョコビッチのコメントを掲載している。
「アレックス(ミケルセン)との初めての試合だったし、僕もしばらくプレーしていなかったので、サビを取るのに少し時間がかかった」
「非常に接戦だったし、両セットともハイレベルなテニスだったと思う。第2セットのタイブレークでは大事な場面で冷静でいられてよかった。若い選手の挑戦が本当にうれしいし、次の挑戦を楽しみにしている」
ジョコビッチは3回戦で、世界ランク30位のF・コボッリ(イタリア)とワイルドカード(主催者推薦)で出場している同236位のS・ワウリンカ(スイス)のどちらかと対戦する。
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