復活の元世界2位バドサ 2年ぶり4強

ゲッティイメージズ
4強入りしたバドサ
画像提供:ゲッティイメージズ

女子テニスのシンシナティ・オープン(アメリカ/シンシナティ、ハード、WTA1000)は日本時間18日(現地17日)、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク36位のP・バドサ(スペイン)が同28位のA・パブリュチェンコワを6-3, 6-2のストレートで破り、WTA1000大会では2022年3月のBNPパリバ・オープン(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード、WTA1000)以来 約2年5か月ぶりのベスト4進出を果たした。

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26歳のバドサは2021年から2022年にかけてツアー3勝をあげると、2022年4月には自己最高の世界ランク2位に浮上。四大大会の優勝候補に入るなど現時点でのキャリア全盛期を迎えた。しかしその後は腰や背中の負傷により度々ツアーを離脱。今年の5月には140位にまで落ち込んでいた。

それでも5月以降から調子を上げると今月のムバダラ・シティ・DCオープン(アメリカ/ワシントン、ハード、WTA500)で約2年半ぶりとなる優勝を飾り、ツアー4勝目を挙げた。

シンシナティ・オープンに出場するのは2年ぶり3度目であり2021年の8強入りが最高成績。今大会では1回戦で世界ランク46位のP・スターンズ(アメリカ)、2回戦では第13シードのA・カリンスカヤ、3回戦で同34位のY・プチンセワ(カザフスタン)を下し8強に駒を進めた。

そして準々決勝、6本のダブルフォルトを犯したバドサだがファーストサービスが入った時に82パーセントの高い確率でポイントを獲得しブレークを許さず。リターンゲームでは3度のブレークに成功し1時間6分で勝利した。

女子テニス協会のWTAは公式サイトにバドサのコメントを掲載し「(負傷後の)最初の月は3セット目まで行くことはできない、翌日は準備ができていないからプレーできないだろうと思っていたのを覚えている。だから、今はそれがとても役に立っている。今日、私は2セット目でその瞬間を迎えたけど大丈夫だと思ったのを覚えている。まだ3セット目があるし、そこで戦いに行っても問題ない、翌日にはもう大丈夫だとね」と語った。

「特にワシントンでは厳しい試合があったので、そのことを実感した。だからコートで少しリラックスして、もっと自由にプレーできる」

勝利したバドサは準決勝で第6シードのJ・ペグラ(アメリカ)と対戦する。ペグラは準々決勝で世界ランク26位のL・フェルナンデス(カナダ)を7-5, 6-7 (1-7), 7-6 (7-3)のフルセットで下しての勝ち上がり。

同日には第1シードのI・シフィオンテク(ポーランド)と第3シードのA・サバレンカが4強入りしている。


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