男子テニスのアビエルト・メキシカーノ・テルセル・HSBC(メキシコ/アカプルコ、ハード、ATP500)は26日、シングルス1回戦が行われ、ラッキールーザーで出場した世界ランク82位の西岡良仁が同56位のN・ボルジェス(ポルトガル)を3-6,6-2,6-4のフルセットで破り、初戦突破を果たした。試合後にX(旧ツイッター)を更新した西岡は「なんとか乗り切った」と明かした。
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28歳の西岡は今大会に予選から出場。予選1回戦を突破したものの、予選決勝ではM・モウ(アメリカ)にフルセットで屈し敗退。しかし、本戦に欠場者が出たためラッキールーザーとして3年連続5度目の本戦入りを決めた。なお、西岡は2017年と2022年に最高成績の8強入りを記録している。
初の顔合わせとなったこの日、序盤は互いにサービスキープが続くも第6ゲームで4度目のブレークポイントをものにされ先行される。リターンゲームではボルジェスにファーストサービスが入ったときに92パーセントの高い確率でポイントを獲得されるなどブレークバックのチャンスを得ることができず第1セットを落とした。
それでも続く第2セット、第4ゲームでこの試合初めてブレークに成功した西岡はボルジェスに1度もブレークポイントを与えることなく、セットカウント1-1に追いつく。
ファイナルセット、勢いに乗る西岡は第2ゲームで先にブレークしリードを奪うものの、そこからはブレーク合戦となり第7ゲーム終了時点で西岡の4-3とブレーク数ではイーブンに追いつかれる。それでもタイブレークにもつれ込むかと思われた第10ゲームでブレークを奪い、2時間28分の熱戦を制した。
試合後にSNSを更新した西岡は「ラッキールーザーとしてなんとか乗り切った1日。スタートから体もしんどくて厳しいと思いましたが逆転勝ちできました。昨日が良くなかった分今日しっかり耐えれました。連戦で心身共にキツイですが、明日1日休んで2回戦に備えます」とつづった。
勝利した西岡は2回戦で世界ランク50位のJ・ドレイパー(イギリス)と対戦する。ドレイパーは1回戦で第7シードのT・ポール(アメリカ)を6-0, 6-4のストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第3シードのA・デ ミノー(オーストラリア)、世界ランク17位のB・シェルトン(アメリカ)、同37位のS・オフナー(オーストリア)、同42位のM・アルナルディ(イタリア)、同53位のM・キツマノビッチ(セルビア)、予選を勝ち上がった同69位のF・コボリ(イタリア)が2回戦に駒を進めた。
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