スペイン 地元で敗退「残念」

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逆転負けを喫したカレノ=ブスタ
画像提供:ゲッティイメージズ

男子テニスの国別対抗戦デビスカップファイナルズ(スペイン/マラガ、室内ハード)は大会2日目の23日、クロアチアvsスペインの準々決勝が行われ、2019年王者のスペインは0勝2敗で昨年準優勝のクロアチアに敗れた。

デビスカップファイナルズはグループステージを勝ち抜いた8チームが争うトーナメント形式の大会で、22日から27日にかけて開催。第1・第2試合はシングルス、第3試合はダブルスが行われる予定。大会初日の22日はオーストラリアがオランダを2勝0敗で下し4強入りを決めていた。

世界ランク1位のC・アルカラス(スペイン)と同2位のR・ナダル(スペイン)を欠くスペインは第1試合で同21位のR・バウティスタ=アグ(スペイン)が登場し同26位のB・チョリッチ(クロアチア)と激突。試合後に「サーブがとても良かった」とチョリッチが語るほど好調のサービスに苦戦し、1度もブレークを奪うことができずに4-6, 6-7 (4-7)のストレートで屈した。

崖っぷちに追い込まれたスペインは第2戦に世界ランク13位のP・カレノ=ブスタ(スペイン)を投入。クロアチアは同17位のM・チリッチ(クロアチア)が登場した。第1セットを取ったカレノ=ブスタだったが、第2・ファイナルセットを落とし7-5, 3-6,6-7 (5-7)で逆転負け。0勝2敗となり、ダブルスを行わずして敗戦となった。

スペインテニス協会の公式サイトにはバウティスタ=アグとカレノ=ブスタのコメントが掲載されている。

バウティスタ=アグ:「彼(チョリッチ)はサーブがとてもしっかりしていて、僕にチャンスをほとんど与えてくれなかった。でも、試合自体はとてもいいレベルでプレーできたから、第3セットまで持っていけなかったのは残念だよ。負けるのは決して簡単なことではないが、すべてを出し切ったことを誇り、心は穏やかでなければならず、僕はいまそのように感じている。勝つこともあれば負けることもある。テニスはそういうもので、このスポーツを理解しなければならないね」

カレノ=ブスタ:「このような試合をして喜んで去ることは難しい。最終的にチームが負けること、それが最も重要なことであり、醜い気持ちで去ることになるからだ。でも、悪い試合でなかったことは確かで、チリッチのような選手に対してこの速いコートでは、複雑な試合になってしまった」

勝利したクロアチアは準決勝でオーストラリアと対戦する。オーストラリアは準々決勝でオランダを2勝0敗で下しての勝ち上がり。

【スペイン】
P・カレノ=ブスタ
R・バウティスタ=アグ
P・マルティネス(スペイン)
M・グラノジェルス(スペイン)

【クロアチア】
M・チリッチ
B・チョリッチ
B・ゴジョ(クロアチア)
M・パビッチ(クロアチア)
N・メクティッチ(クロアチア)




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(2022年11月24日14時27分)
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