好調サッカリ、ケニン破り4強

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4強入りを果たしたサッカリ
画像提供:ゲッティイメージズ

女子テニスの今季開幕戦アブダビ・WTAテニス・オープン(アラブ首長国連邦/アブダビ、ハード 、WTA500)は11日、シングルス準々決勝が行われ、第9シードのM・サッカリ(ギリシャ)が第1シードのS・ケニン(アメリカ)を2-6,6-2,6-0の逆転で破り、ベスト4進出を果たした。

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25歳のサッカリはこの試合、3度のブレークを許すなど昨年の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)を制したケニンに圧倒され第1セットを落とす。しかし、第2セット以降では7本のサービスエースを決めるなど1度もブレークを許すことなく試合を進めると、リターンゲームでは合計5度のブレークに成功。1時間31分で逆転勝利した。

女子プロテニス協会WTAの公式サイトには、今大会C・ガウフ(アメリカ)G・ムグルサ(スペイン)らを下すなど好調を維持しているサッカリのコメントを掲載した。

「今週、このような選手たちに勝てたことは、とても意味がある。昨日のムグルサ戦のように、一度も対戦したことのない選手と戦っているから、再戦するときがあれば良いイメージで臨めるようになる。こんなかたちで年明けを迎えることができて、とても自信になるし、この調子でオーストラリアに行くことができるはず。とてもうれしい」

「去年までは、自分のパワーをコントロールできていなかった。ハードに打ちすぎて、多くのショットでミスしていたから少しペースを落とさなければならなかった。だから、自分なりの方法を見つけて、コート上で自分の本当のペースを見つけることができたと思う。チャンスがあれば取りに行くし、それが自信につながっている」

サッカリは決勝進出をかけて、準決勝で第4シードのA・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。サバレンカは準々決勝で第6シードのE・リバキナ(カザフスタン)をフルセットで下しての勝ち上がり。

22歳のサバレンカは、昨シーズンから数えるとシングルス13連勝中。ともに好調のなか激突することになる。

サッカリは準決勝について「サバレンカはいま自信を持っている。私たちは互いのこともよく知っているし、一緒にたくさん練習している。彼女は今のところ素晴らしいキャリアを積んでいる。本当に若いしね。彼女はここでプレーするには最もタフな選手の1人。どちらにとっても非常にタフな試合になると思う」と語った。

同日には世界ランク46位のV・クデルメトバ(ロシア)、同99位のM・コスチュク(ウクライナ)が4強入りを決めている。

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(2021年1月12日14時51分)
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