男子テニスの最終戦 Nitto ATPファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)は15日、グループ・レイトン・ヒューイットの予選ラウンドロビン第3戦が行われ、第6シードのD・ティーム(オーストリア)が第7シードの錦織圭6-1, 6-4のストレートで破り、1勝目をあげた。
>>ファイナルズ組み合わせ表<<
第1・第2戦でストレート負けを喫していたティームは会見で「本当の自分を見せたかった。2日前はとても悪かったからね。今日は、はるかにいいテニスをしたかった。それができたし、調整もできた。ファーストサービスの確率も上げるように努めた。確実に結果へつながった。もちろん、勝てたことはうれしい」と喜びをかみしめた。
錦織には10月のエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)準々決勝で敗れていたが、この日は1時間24分で雪辱を果たした。
「毎週違う状況で戦わなければいけない。同じことはない。違うコートやボールに慣れなければいけない。例えば、圭はウィーンやパリで驚くようなプレーをしていた。今週は明らかにそこまでのプレーではなかった。自分も似たようなもの。毎週毎週いいプレーはできない。ここではみんな苦しんだ。それでも僕らは、ここで戦い抜かなければいけない」
錦織から白星をあげるも、同日の第3戦で第2シードのR・フェデラー(スイス)が第4シードのK・アンダーソン(南アフリカ)に勝利したことでティームの決勝トーナメント進出の可能性は消滅した。
最後にティームは、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を「1番の優勝候補」と口にした。
「アンダーソンは自分や圭との対戦では素晴らしかった。もし彼(アンダーソン)のサービスがよければ、ノヴァークでも苦しむはず。レーバー・カップでも彼はノヴァークを倒していた」
Nitto ATPファイナルズは8選手が2グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループの上位2名が決勝トーナメントに進出。リーグ戦1位通過者は、もう一方のリーグ戦2位通過者と準決勝で対戦する。
【グループ・グーガ・クエルテン】
(1)N・ジョコビッチ 2勝0敗
(3)A・ズベレフ(ドイツ) 1勝1敗
(5)M・チリッチ(クロアチア) 1勝1敗
(8)J・イズナー(アメリカ) 0勝2敗
【グループ・レイトン・ヒューイット】
(2)R・フェデラー 2勝1敗
(4)K・アンダーソン 2勝1敗
(6)D・ティーム 1勝2敗
(7)錦織圭 1勝2敗
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11月11日(日)~11月18日(日)
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