- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEレッスンTOPスペシャルコラムTOP流れや展開を読む 下巻

SPECIAL COLUMNS

Vol.15 流れや展開を読む 下巻

最後は、フランスのセバスチャン・グロージャン。きびきびとしたフットワークと、トリッキーなプレイスタイルが持ち味のプレイヤーだ。

彼の核となるショットも、バックハンドのクロスラリーの中から生まれる。バックのクロスラリーは、お互いに相手のスキをうかがう綱引きのようなショットの応酬だ。ある意味、我慢比べでもある。ここで簡単にミスしてしまうと、後は相手のなすがままになってしまうことが多い。

逆にいえばバックのラリーから、多少大胆でも先に仕掛ける技術を持っていれば、その後は有利になるわけだ。

「両手打ちバックハンドで、ダウン・ザ・ライン深くへコントロールする」というグロージャンの核となるショットも、まさにその典型。かならずしもチャンスボールではないにもかかわらず、彼独特のタッチでその後の展開を有利に運ぶ。具体的には、(グロージャンが)バックでダウン・ザ・ラインにコントロールショット→(相手は)追い込まれた状況の中、フォアでクロスに打つ→(グロージャンは)フォアで相手のバック(オープンコート)か、その逆をつくアングルを狙う、というパターンだ。

グロージャンは、このラリーの中では、どのショットもスピードをそれほど求めない。大振りはせず、あくまでもコンパクトなスウィングでプレースメント主体に徹している。その点が模範的だ。
独特のタッチの両手打ちで、ダウン・ザ・ライン深くへコントロールするグロージャン。この技術があれば、多少大胆でも先に仕掛けて展開を有利に運ぶことができる

<< 前ページ

(テニスジャーナル 2004年4月号)
© SKI Journal Publisher Inc.

スペシャルコラム 一覧

Vol.29実戦想定球出しメニュー 下巻
Vol.28実戦想定球出しメニュー 上巻
Vol.27パートナーの体格・特徴別ダブルスでの心構えと戦略 下巻
Vol.26パートナーの体格・特徴別ダブルスでの心構えと戦略 上巻
Vol.25誰にでもできる簡単ネット予測 シングルス 下巻
Vol.24誰にでもできる簡単ネット予測 シングルス 上巻
Vol.23上級者の甘い罠に気をつけろ!
Vol.22トスは前に上げすぎてはいけない!
Vol.21次の対戦相手の試合の見方
Vol.20試合でも使えるミス矯正法
Vol.197つのステップアップ・サービスメニュー
Vol.18あなたのボレーはシングルス向き?ダブルス向き?
Vol.17最先端テクニックの落とし穴
Vol.16急造ペアの即席コンビネーション
Vol.15流れや展開を読む 下巻
Vol.14流れや展開を読む 上巻
Vol.13テニスの身体 下巻
Vol.12テニスの身体 上巻
Vol.11ボレーの極意と心構え 下巻
Vol.10ボレーの極意と心構え 上巻
Vol. 9 スライスで翻弄せよ
Vol. 8 逆をつくサービス・コンビネーション
Vol. 7 メンタルステージの高め方 下巻
Vol. 6 メンタルステージの高め方 上巻
Vol. 5 安定感を高めるアドバイス集
Vol. 4 Serve&Volleyの傾向と対策 シングルス 後編
Vol. 3 Serve&Volleyの傾向と対策 シングルス 前編
Vol. 2 シングルスプレイヤーのためのダブルス戦略
Vol. 1 こんなとき、パートナーになんて言う?
オススメ記事
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!