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錦織圭 8年ぶりデ杯「緊張感あった」

錦織圭
会見での錦織圭
画像提供: tennis365.net
男子テニスの国別対抗戦デビスカップワールドグループ1「日本vsコロンビア」(日本/東京、有明コロシアム、ハード)は14日、第2試合のシングルスが行われ、世界ランク205位の錦織圭が同237位のN・メヒア(コロンビア)を6-4, 6-4のストレートで破り、日本が2勝0敗とし勝利に王手をかけた。試合後の会見で錦織は「緊張感は少しありました」と語った。

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ワールドグループ1では、今年2月に行われたワールドグループ1プレーオフで勝利した12ヵ国とファイナル予選で敗れた12ヵ国の合わせて24ヵ国が、2025年のファイナル予選進出をかけて争う。

日本は今回の一戦に、世界ランク54位の西岡良仁、同92位のダニエル太郎、同146位の望月慎太郎、錦織、同338位の綿貫陽介のメンバーで臨む。

この日の第1試合では西岡が登場し世界ランク460位のA・ソリアノ バレラ(コロンビア)をストレートで下し日本が先勝した。

そして第2試合では34歳の錦織がメヒアと対戦。第1セット、開始からブレークチャンスを掴んだ錦織は第3ゲームでブレークに成功。その後のサービスゲームではブレークバックを許さずキープを続け先行する。

そして第2セット、ストローク戦で主導権を握る錦織は第5ゲームでブレークに成功。メヒアにブレークポイントを握られることなくストレートで勝利し、日本に2勝目をもたらした。

試合後の会見で錦織は「緊張した中での出だしでしたけど、思っていたぐらいのテニスはできたかなと思います。理想はもう少しリターンを入れてミスを減らして攻めてというのをしたかったです。でも久しぶりの日本での試合ですし、あれだけお客さんが入っていたのでデ杯ということもあり緊張感は少しありました。その中でもきっちりプレーして大事なところ取って2セットで勝てたのは良かったかなと思います」と語った。

なお、錦織が日本で試合に出場したのは2021年7月の東京オリンピック(日本/東京、ハード)以来 約3年2ヵ月ぶり。ただし、同大会は新型コロナウイルス感染拡大の影響で一般客が入場できなかったため、有観客の状況での試合は2018年10月の楽天・ジャパン・オープン・テニス・チャンピオンシップス 2018(日本/東京、ハード、ATP500)以来約6年ぶりとなった。

さらに錦織が国別対抗戦デビスカップで勝利するのは2016年9月のウクライナ戦のダブルス以来 約8年ぶり。シングルスに限ると2016年3月のイギリス戦以来 約8年半ぶりとなった。

8年ぶりのデビスカップ出場となったことについて錦織は次のように言及した。

「長い期間やっていないなと思っていましたけど、それだけやってなかったのはびっくりでもあり、寂しさみたいなのも若干ありました。今回も自分の中で葛藤があり、自分がデ杯に出ることが良いことなのか、今は若手が育ってきて(望月)慎太郎だったり、坂本怜本田尚也はまだ少し早いですけど、そういう選手に経験させてあげた方が良いのもあるだろうし。それでも自分の調子が上がってきて、日本を勝たせる部分で自分が力になれたらそれはそれでうれしいですし今回、添田監督から話をもらって出たいという気持ちがありました」

「このデ杯の戦いで、緊張感の中で試合ができるという経験値は大きいし、久しぶりに日本で戦える幸せを味わいたいなと思っていました」

「まだ1試合を戦っただけですけど添田くんがベンチにいる頼もしさもあるし、今回、西岡選手のNO.1としての頼もしさというか、日本を背負って1番手として戦っている背中の大きさを感じたので早いうちに日本がもっと強くなってくれるとうれしいですね」

日本は明日15日に行われる試合で1勝すると勝利が決定する。

【14日(土)】
第1試合(14時開始予定)
西岡良仁 6-2, 6-4 A・ソリアノ バレラ

第2試合
錦織圭 6-4, 6-4 N・メヒア

【15日(日)】
第3試合(13時開始予定)
錦織圭/ 綿貫陽介 vs N・バリエントス(コロンビア)/ C・ロドリゲス(コロンビア)

第4試合
西岡良仁 vs N・メヒア

第5試合
錦織圭 vs A・ソリアノ バレラ

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