男子テニスのテラ・ウォルトマンオープン(ドイツ/ハレ、芝、ATP500)は21日、シングルス準々決勝が行われ、世界ランク42位の
ジャン・ジジェン(中国)が同44位の
C・ユーバンクス(アメリカ)を6-4, 4-6, 7-5のフルセットで破りベスト4進出を果たすとともに、オープン化以降の芝コートのATPツアー大会で準決勝に進出した初の中国人選手となった。
>>【動画】シナー 異次元のショット披露<<27歳のジャンが同大会の本戦に出場するのは今回が初。1回戦では世界ランク52位の
S・オフナー(オーストリア)、2回戦では第3シードの
D・メドベージェフを破り8強入りした。
準々決勝の第1セット、第7ゲームでブレークポイントを握ったジャンはスライスショットで相手のミスを誘いブレークに成功。このまま第1セットを獲得する。
しかし第2セット、両者キープを続け迎えた第10ゲームでこの日初めてのブレークをユーバンクスに許し1セットオールに追いつかれる。
ファイナルセット、ジャンは第6ゲームで先にブレークを奪われると、第9ゲームで相手のサービング・フォー・ザ・マッチを迎え後がなくなる。しかし、この土壇場の場面でブレークポイントを掴んだジャンは、深いフォアハンドショットからボレーを決めブレークバックに成功。ジャンはその後さらに第11ゲームでもブレークを果たし、1時間51分で勝利を決めた。
この結果、ジャンは1986年のオープン化以降、芝コートのATPツアー大会で準決勝に進出した初の中国人選手となった。
ジャンは準決勝で第1シードで世界ランク1位の
J・シナー(イタリア)と対戦する。シナーは準々決勝で同41位の
J・シュトルフ(ドイツ)を下しての勝ち上がり。
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