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膝軟骨ない43歳 GS初Vに王手

マシュー・エブデン、ローハン・ボパンナ
全米OPでのエブデンとボパンナ
画像提供: ゲッティイメージズ
男子プロテニス協会のATPはダブルス世界ランク14位で43歳のR・ボパンナ(インド)を紹介。同選手は両ひざの軟骨がすり減って消滅してしまったものの現役を続け、現在行われている全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)にM・エブデン(オーストラリア)とペアを組み出場し決勝進出を果たしている。

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43歳のボパンナはダブルスで5度のATPマスターズ制覇を含むツアー24勝を記録。しかし、グランドスラム優勝の経験は1度もなく、2010年の全米オープン準優勝が最高成績。それでも今年の全米オープンでは5試合を勝ち抜き13年ぶりに決勝へ進出し、悲願のグランドスラム制覇にあと一歩と迫っている。

両ひざの状態についてボパンナは言及し「完全にすり減ってしまったけど、断裂ではないんだ。両膝とも軟骨がなく、2019年は1日に2、3錠の鎮痛剤を飲んでいた」とコメント。

「2020年にアイアンガーヨガ(ヨガの中で体の歪みを改善するのに最も適したヨガ)を始めて、実際に大きな変化があった。1日に2、3錠の鎮痛剤を飲んでいたのが、今では全く飲まなくなった。たまに抗炎症剤を飲むけど、それは1日に2試合プレーしたときくらいかな」

「今の僕は間違いなく良いプレーができていると思う。というのも、長年にわたって、様々なパートナーとプレーすることで、多くのことを学んだし、それを何年もかけて自分の旅に生かすことができた。以前はサーブ&ボレーが多かったけど、今はあまりしなくなった。膝に軟骨がないことがそれを変える原因になったのは明らかだよ」

四大大会初優勝に王手をかけているボパンナはエブデンとのペアで現地8日に行われる決勝戦で第3シードのR・ラム(アメリカ)/ J・ソールズベリー(イギリス)と対戦する。

試合に向けボパンナは「とても誇りに思うよ。記録が更新されるのはいつでもうれしいこと。でも、そのことに集中しているわけではない。そうなれば、とてもうれしいけどプレーするときの純粋な目標は試合に勝つこと、トーナメントに勝つこと、それだけなんだ」と語った。

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(2023年9月8日23時56分)



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