テニスのウィンブルドンは27日、男子シングルス1回戦が行われ、第20シードの
J・イズナー(アメリカ)が世界ランク206位のE・クアコー(フランス)を6-7 (6-8),7-6 (7-3),4-6,6-3,7-5の逆転フルセットの熱戦の末に破り、2019年以来3年ぶり11度目の初戦突破を果たした。
>>ジョコビッチらウィンブルドン男子 組合せ<<>>土居、本玉らウィンブルドン女子 組合せ<<昨年の同大会では1回戦で
西岡良仁にフルセットで敗れていた世界ランク24位で37歳のイズナー。この試合もフルセットにもつれ込む激闘となった。
互いにブレークチャンスを握れないまま迎えたタイブレークを落とし先行を許したイズナーだが、第2セットは同じ展開から最後は勝ち取りセットカウント1-1に追いつく。第3セットではこの日初のブレークを奪われ崖っぷちに立たされるも、第4・ファイナルセットでは強烈なサービスを中心に1度もブレークチャンスを与えず。3時間15分で試合を制した。
また、この試合を通してイズナーは合計54本ものサービスエースを放ち、キャリア通算1万3,688本となった。これは
I・カルロビッチ(クロアチア)の持つ1万3,728本まであと40本に迫る記録で、今大会中の更新が期待される。
イズナーは2回戦で世界ランク52位の
A・マレー(イギリス)と対戦する。マレーは1回戦で74位の
J・ダックワース(オーストラリア)を逆転で下しての勝ち上がり。
同日には第1シードの
N・ジョコビッチ(セルビア)、第5シードの
C・アルカラス(スペイン)、第9シードの
C・ノリー(イギリス)、第10シードの
J・シナー(イタリア)らが初戦突破したものの、昨年4強の第7シード
H・フルカチュ(ポーランド)は敗れ1回戦で姿を消した。
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