男子テニスのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ウィーン、室内ハード、ATP500)は25日、シングルス1回戦が行われ、ワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク156位の
A・マレー(イギリス)が第5シードの
H・フルカチュ(ポーランド)を6-4,6-7 (6-8),6-3のフルセットで破り、初戦突破を果たした。
>>西岡vsファン・デ・ザンスフルプ 1ポイント速報<<>>西岡らサンクトペテルブルク・オープン組み合わせ<<2014年と2016年の同大会を制覇している元世界ランク1位のマレーはこの試合、1度もブレークチャンスを与えることなく第1セットを先取すると、第2セットでもファーストサービスが入ったときに84パーセントの高い確率でポイントを獲得するなどブレークを許さずタイブレークへ。
タイブレークでは1度マッチポイントを握ったがこれを仕留めきれずにいると、逆転を許しセットカウント1-1に追いつかれた。しかし、ファイナルセットに入っても集中力を切らさなかったマレーは、1度ブレークされたものの、自身は2度のブレークチャンスをともに決め切る決定力を見せ、世界ランク10位のフルカチュとの2時間40分の激闘を制した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはマレーのコメントが掲載されている。
「どちらに転んでもおかしくない良い試合だった。なんとか勝利を手にすることができた。厳しい状況の中での良い勝ちだったね。僕の動きは試合を重ねるごとに少しずつ良くなってきている。僕のモーションの多くは予測に基づいていて、ここ数年のようにあまり試合に出場していないときはプレーをうまく読むことができないんだ。今は少し早くボールを見て、少し早く反応できるようになってきている」
マレーは2回戦で世界ランク42位の
C・アルカラス(スペイン)と対戦する。アルカラスは1回戦で同24位の
D・エヴァンス(イギリス)をストレートで下しての勝ち上がり。
同日には第3シードの
M・ベレッティーニ(イタリア)、世界ランク25位の
N・バシラシヴィリ(ジョージア)、同32位の
A・デ ミノー(オーストラリア)らが初戦突破を決めた。
今大会の第1シードは
S・チチパス(ギリシャ)、第2シードは
A・ズベレフ(ドイツ)、第4シードは
C・ルード(ノルウェー)、第6シードは
F・オジェ アリアシム(カナダ)、第7シードは
J・シナー(イタリア)、第8シードは
D・シュワルツマン(アルゼンチン)。
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