テニスの全仏オープン(フランス/パリ、レッドクレー、グランドスラム)は28日、男子シングルス1回戦が行われ、第2シードの
R・ナダル(スペイン)が世界ランク83位の
E・ゲラシモフ(ベラルーシ)を6-4, 6-4, 6-2のストレートで下し、16年連続16度目の初戦突破を果たした。試合後のオンコートインタビューでは「できるだけ前向きな気持ちで試合に臨みたいと思う」と述べている。
>>錦織vsトラヴァグリア 1ポイント速報<<>>錦織ら全仏OP対戦表<<この試合、ナダルはファーストサービスが入ったときに82パーセントの高い確率でポイントを獲得。ゲラシモフに1度ブレークを許したものの、リターンゲームでは5度のブレークチャンスを全て決めるなど勝負強さを発揮。2時間5分で勝利した。
試合後ナダルは「毎日練習して、できるだけ前向きな気持ちで試合に臨みたいと思う。天候は非常に厳しいものになっているが、ここではベストを尽くしたい」と語った。
また、新型コロナウイルスが蔓延する状況については「テニスが重要ではない、とは言わないけど今の世の中にはテニスの大会よりもはるかに重要なことがある。これは僕の個人的な気持ちだけどね。でもこれは僕の仕事でもあるし、ATPや全仏オープン、全米オープンなどには感謝の気持ちを伝えたい。世界の状況は予測不可能で、とても難しい。経済的にもトーナメントは非常に苦しんでいる。困難な時期にトーナメントを開催するのは少し危険だとも思う。だから、唯一保証できるのは、僕らがここにいることだ。1日1日を大切にして戦っていきたい。スポーツが人々の少しでも助けになればいい」と話した。
同日には第3シードの
D・ティーム(オーストリア)、第15シードの
K・ハチャノフ(ロシア)らが2回戦へ駒を進めたものの、第4シードのD・メドヴェデフ、第8シードの
G・モンフィス(フランス)、第14シードの
F・フォニーニ(イタリア)らは初戦で敗れて姿を消した。
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